4月4日(火)、渋谷LUSHにて開催されたEggs主催イベント「LIVE BOOSTER vol.2」。Eggs内の注目アーティスト4組がステージに登場し会場を沸かせた、当日の模様をレポート!
Text:飯島春子
Photo:ミヤザキイツキ
トップバッターを務めたのは、東京都出身のシンガーソングライター平林純。綺麗な色気のある雰囲気の彼女は、柔らかい声の中に力強さが溢れている。刺さるようなギターの音色に「売れたい」「愛だの恋だのバカばっか」と、彼女の感情がありのままに表現された歌詞は、脳裏に焼き付くほどとても印象的だ。「若い子が多いから年齢は言いません」と言った”大人”な彼女でしか描けない世界観を感じた時間だった。
ハートのサングラスにスターウォーズのテーマソング。登場からパンチのある彼女たちは、二組目ミスモペだ。曲全体を先導するizumi(Vo./Kye.)のピアノとriyo(Vo./Dr.)の力強く軽快なドラム、そしてキラキラとした同期音によって作り出される音楽は、聞いている私たちを、自然とわくわくさせる。また二人が織りなす歌のハーモニーも、聞いていてとても心地が良い。小柄で可愛らしい彼女たちを、そのまま表現したような楽曲とライブパフォーマンスは、見ている者を笑顔にさせる、幸せにする力を持っていた。
駆け抜けるようなギターリフ、迫りくるようなバンドサウンド。ミスモペから一転、会場をダークな雰囲気に変えたのは、三組目レイラである。小柄で可愛らしい見た目の有明(Vo./Gt.)は、その見た目からは想像できないような、ハスキーで癖のある声を持つ。さらにそれを疾走感のある楽器隊の演奏が引き立たせ、観客を一気に引き込んでいく。平均年齢が18歳だという彼女達は、そんな若さも感じさせないほど、完成させられた楽曲と演奏力を見せつけた。
トリを飾ったのは、男女混合4人組バンド、ロケットボーイズだ。「俺らそんなおしゃれ系じゃないので、立ってみてください!」と言うと、どこか懐かしいカントリーな音楽を響き渡らせた。すると一変「今日は葬式ですか?違いますよ!」という言葉と共に、メンバー全員がハンドマイクになり、ステージ前へと一列に並ぶ。そして大きな同期音と共に4人が歌い始めた。アンコールを含め、短い演奏時間の中で、まるで別のアーティストを見ているかのような彼らのステージに、終始驚いてばかりであった。しかし、音楽を楽しんでいる姿が、見ている観客を取り込んでいたのは間違いないだろう。まだまだ若い彼らの今後に、目が離せない。
そして、当日転換アクトとして会場を盛り上げたWataru。初めてのパフォーマンスながら、個性的な歌声で会場を魅了していた。
次回の開催もお楽しみに!
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