Text:ハグてっぺい
今回から、ここでコラムを書かせていただく、ハグてっぺいと申します。「ハゲ」じゃなくて「ハグ」だからね。フリーハグの「ハグ」ね。何はともあれ、まずは自己紹介をさせて下さい。
群馬出身・41歳(本厄)・牡牛座・O型。身長168cm・体重89kg(ハグだけに)。過去の部活は、野球とラグビー。結果、声変わりしたらダミ声でした。
元々は、お笑いコンビ『チョイチャック』のツッコミとして活動してましたが、2014年に解散。現在は「ハグてっぺい」に改名し、ラジオパーソナリティー・イベントMC・ライブハウスでのブッキング・『HUG ROCK FESTIVAL』の主催・『鉄コンピ』のプロデュース、などをやっております。
名前の由来は話すと長くなるんで、また後日。とにかく「ハゲ」じゃなくて「ハグ」だからね。
そもそも、このタイトルはなんぞや言いますと、私、女性シンガーソングライターが大好きなんです。
『女性シンガーソングライター』
つまり、作詞・作曲をして、歌う女性。なんなら楽器も演奏しちゃう女性。さらにその中でも、これから世に出てゆかんとする、若手の子達を応援したくてしょうがないんです。
『若手女性シンガーソングライターに日本一詳しい男』
『若手女性シンガーソングライターに人生を捧げた男』
なんて自分で言っちゃってますが、決して大げさじゃないと思われます。
え?女性シンガーソングライター好きになったきっかけですか?え?聞いてない?じゃあ、今回は、その辺を話しますね♪
ことの始まりは、およそ10数年前。女性シンガーソングライターはおろか、音楽に全く興味のなかった自分が、長谷川都さん(現 入倉都さん)にハマってしまって、ライブハウスに通うようになりました。そもそも都さんと出会った経緯は、話すと長くなるんで、また後日。
「チケット代の他にドリンク代がかかるんだ」「30分×4組とか40分×3組とか色々なパターンがあるんだ」「共演者のことは対バンって言うのね」「お客さんは女子中心と思ったらおじさんが多いじゃん」「あ、俺もおじさんだ」と、ライブハウス事情も少しずつ勉強しながら、渋谷にあるアコースティク箱『7thFLOOR』(セブンスフロア)に行ったときのこと。ちなみにその日の対バンは、長谷川都 / 日本松ひとみ(現 東京カランコロンせんせい) / ヒメノアキラ。うん、良い対バン。そこで壁に貼ってあった【BARタイムキッチンスタッフ募集】の文字を見つけ、これだ!と思い、知り合いアーティストのツテを使って面接を受け、2006年より7thFLOORで働くことになりました。
その後も、新たなアーティストのライブを観ては、「お、この子も良いな」「あれ?この子も良いぞ」と、あれよあれよとチェックするアーティストの数が増え、気がついたら、ほぼ毎日ライブハウスに通い、多いときで3~4ヶ所ハシゴするという、立派な『インディーズ弾き語り女性シンガーソングライターおたく』になっておりました。
とにかく、ハマり症なんですね。二十歳くらいの頃は同じ勢いで女子プロレス(全女)にハマってました。豊田真奈美がアジャ・コングに勝ったときは、嬉しくて泣いたなあ。あ、すいません。話がそれました。
そーこーしてるうちに、自分でもブッキングを始めます。いろんなライブハウスに通って出会った好きなアーティストに声をかけ、ライブ出演のお誘いをするようになりました。箱買いしたチロルチョコと一緒に、熱い想いを込めた手紙を渡したりもしました。今は、差し入れは、基本ハッピーターンに決めています。なんなら、ハッピーターンおじさんとも呼ばれています。すいません、話がそれました。
決してスマートではなかったと思いますが、とにかく熱量だけは凄かったですね。日々のライブ通いは続けながら、月に数本イベントを組むようになり、デビュー前の、阿部真央やmiwaにも出てもらいました。NIKIIE、星羅、辻詩音、岩崎愛、Dew、ヒグチアイ、関取花、神田梨緒香、竹澤汀、杉恵ゆりか、Saku、青葉市子、小南泰葉、見田村千晴、吉澤嘉代子、などにも出てもらいました。
そうそうたるメンツ。自分を褒めてあげたい。
7thFLOORには、トータル4年半お世話になりました。いまでも都内トップクラスのアコースティック箱だと思っております。
その後、2010年から、同じく渋谷に新しくできたライブハウス『gee-ge.』(ジージ)の立ち上げに参加し、深夜のBARタイムスタッフとして週6日働きながら、月の半分以上ブッキングを組んでました。仕事中、よく立ちながら寝てたのは内緒です。
ジージでは、組む本数が増えたこともあって、必然的に女性シンガーソングライターのブッキングも多くなりました。
山崎あおい、Rihwa、chay、藤原さくら、片平里菜、井上苑子、tricot、シナリオアート、植田真梨恵、ハルカトミユキ、ななみ、チャラン・ポ・ランタン、さユり、Anly、丸本莉子、瀧川ありさ、コアラモード.、NakamuraEmi、瀬川あやか、カノエラナ、コレサワ、などなど、現在バリバリメジャーシーンで活躍してるアーティストにも多数出演してもらいました。
そうそうたるメンツ。誰か褒めて。
てなわけで、ジージはいつの間にか“女性シンガーソングライターの登竜門”的ライブハウスになり、現在でも時期メジャーシーンを担うであろうたくさんの若手女子が出演してます。気になった人は、観に来てね。もしくは連絡してね。
ブッキング以外にも、オススメの女性シンガーソングライターを集めたコンピレーションアルバム『鉄コンピ』をプロデュースさせてもらったり、毎回女性シンガーソングライターがゲストに来るラジオ番組でパーソナリティーをやらせてもらったり、2015年からは、渋谷宇田川町界隈の複数のライブハウスを使って、女性アーティストオンリーのサーキットフェスも主催するようになりました。
ここまで書いて、なんとなく、どんな人間かわかっていただけましたでしょうか?
しまった。言われた文字数を大幅にオーバーしてる気がする。すいません。次回以降は、女性シンガーソングライターに関することを色んな方面から掘り下げて書きますね。どうぞ、よろしくお願い致します。
ハグてっぺい
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