Eggs Curators 舛屋史子 コラム vol.14

Eggs Curatorsのマスヤフミコです。

更新があいてしまった間に、世間はもう冬支度。 過ぎた日々の締めくくりと、新しい年への希望を意識し出す年末。 変わらずここにある南大阪の小さなライブハウスから、今回も愛を込めてお届けします。


今回紹介させて頂くのは、「Apnic World(エプニックワールド)」。

Apnic World

大阪発、和製ミクスチャーロックバンド。
現役高校生のメンバーが3人と、前身Vo.の脱退により2020年11月に新しく加入したAzumaの4人で構成。

圧倒的な演奏力と、目を離す隙を与えないパフォーマンスで、ライブを観た者を続々と虜にしている。

ダークな見た目とは裏腹に、楽曲にはメロディックやパンク、スカの要素も散りばめられ、ワクワクしながら次の展開を待てるのもApnic Worldの魅力のひとつ。 メンバーそれぞれが楽器だけにとどまらず個性を持ち、自分自身の役割を理解した上でステージに立っていることもその魅力を後押ししているのだろう。

ある年のハロウィン。見知らぬ男女の無責任な行動によって生まれた〝ステファニー〟の壮絶な人生を歌った代表曲「ステファニーis捨てられる」は、奇奇怪怪且つ現代への風刺をひとつの物語としてApnic World節全開で作り上げられている。

一度聞いたら癖になるとはこのこと。

新しいきっかけになりますように。