こんにちは。Eggs Curatorsのしゅっしゅ です。
今回は大阪のバンド、京都から東京へ拠点を移したバンドを紹介していきたいと思います。
2013年に結成し、大阪を拠点に活動していたlical(リカル)。
翌年には「Break of Limit vo.32」で優勝、その後「十代白書」にて決勝進出、MINAMI WHEELなど多くのサーキットフェスに出演した。
2018年3月に北堀江club vijonでのワンマンライブの開催をもって、現在は活動を休止している。
彼女たちの音楽を認識したのは、友人が6年前に開催したライブ企画だった。その頃は大会やサーキットで名前を見たことがあるくらいだったが、その日初めてライブを見た。私よりも3、4歳下の人たちが変拍子で格好良い音楽をしている、単純にメンバーの皆さんの演奏技術が高くて驚いたという印象がとても強く残っていた。そして「それは造花」という楽曲の中で、特に「正しいことを正義と言わないで/仕様もないルールは破るためにある」、「手に入らないから好きだったんだ」という歌詞に心が引き寄せられた。その後より好きになったlicalというバンドの良さを改めて実感し、自身の開催するライブ企画へも出演してもらった。それまでに2年という月日が経過していたが、彼女たちはよりバンドとして強くも、格好良くもなっていた。
オルタナティヴかつポストロックでありつつも、変則的なバンドサウンドに加えて、いろんな形の終末を彩る歌詞には、儚さや悲しみもあるのに何処かに眩しいほどに強い光も感じる。だからこそ聴く人は惹きつけられてしまうのかもしれない。
またいつか彼女たちが表舞台に立って演奏してくれる日を私は心待ちにしているし、その間にもlicalの音楽を好きになってくれる人が増えたらいいなと思う。
2011年に結成し、2019年まで関西を拠点に、2021年からは東京へと拠点を移して活動中のasayake no ato(アサヤケノアト)。
MV「追想と未来」を初めて見たときに、こんなに良いバンドがいるんだと、asayake no atoを知れたことが凄く嬉しかった。もう7年近くも前のMVではあるが、私は未だに見たくなる。曲が聴きたくなる。それくらい、心地が良い音楽だった。
世間の人がバンドと聞いて想像するような正統派ギターロックでありつつも、声に芯があって、メロディが良くて、歌詞に綴られている言葉がひとつひとつしっかりと染み渡るように身体の中を流れていく。だからこそ、どんな人が聴いてもバンドとして表現したいこと、伝えたいことがしっかり伝わると思った。
asayake no atoは何度かメンバーチェンジがあり、昨年正規メンバーの脱退があり、今年からボーカルの神社さんが東京へ拠点を移したそうだ。メンバーは募集されているので、誰か加入して、バンドとして安定したらいいなと思う。
純粋にこの良い音楽をこの先もずっと途絶えさせて欲しくないという想いが強くある。
私は楽器は出来ないけれど、いつかイベンターという立場でどこかでご一緒したいという気持ちと、お客さんの立場からライブに足を運びたいという気持ちでいっぱいだ。
北の大地よりまたまたいきの良い新人の楽曲(札幌某所「最前線」)が配信リリース
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