LIBOWTY
- 1. ReBowty
- 2. Doubt
- 3. My Name is.
- 4. Forget in a Moment
- 5. Bring It On
- 6. クラックティーンエイジャー
- 7. BeBelieve -LIBOWTY ver-
2017.11.01 RELEASE
¥2,200 (Tax in) / NIR-2
Text:ヤマダナナ
Photo:塚本弦太
程良い熱気に包まれたお祭りムードは、ハウリング音に断ち切られる。空間を埋め尽くすようなギターの轟音で、A Barking Dog Never Bitesのステージは幕を開けた。
Kizukiがエッジの効いたドラムで、曲の輪郭を徐々に描き出す1曲目Swamp Bury the Man。フロアでは激しいヘドバンが繰り広げられる。続けてNew Age、激しさの中でメロディーが活きるシュプレヒコール、メッセージを強く感じさせるBeBelieveと4曲を披露し、この日最初のMCへ。さらりとイヴェントの盛り上がりに触れつつも「渋谷、まだおとなしいわ!」と煽りたてる。
Diamondを終え、突然ヴォーカルのRyoが「セトリを変える」と宣言。メンバーの間に戸惑いが走るが、急遽決まったEndrphinのタイトルコールに、ベースのTalowはコンマ1秒も迷わずに応じた。全員がジャンプで会場を揺らす。持ち場で暴れまわっていたギターのSowも、解放されたようにステージ中を駆け回る。
とにかく5人揃ってフィジカルが強い。煽情的に動きつつも、ストイックなまでにキメが保たれている。ハンズクラップと轟音とシャウト。エレクトロを感じさせるギターのトレモロでさえ、彼等が創り出す音はすべて生身が構成している。しかし肉体派と呼ぶには暑苦しくなく、印象は実にスマートだ。ベースもドラムもテクニカルにボトムを支えているが、実は全力で音を遊んでいて、それをRyoの気ままで変幻自在なシャウトとスクリームが彩る。だがどんな無茶をしても、楽曲を締め、纏めあげるのがもう一人のヴォーカル・Wataruの切なく軽やかなメロディーラインだ。屋台骨がリズムよりもメロディーにあるというパラドックスが、このバンドから目を離せなくする。
ラスト曲Black outでフロアを一気に盛り上げ、怒涛のステージは幕を閉じたが、息があがるような余韻が暫く会場に残る。この圧倒的な躍動がパッケージされ、ライヴハウスを離れたときに見える景色はどんな臨場感に包まれているのか。
15日からスタートしている限定配信の音源で、改めて感じたい。
▼ライヴ情報
8/19(土)新宿club SCIENCE
8/24(木)小倉FUSE(福岡)
8/25(金)Early Believers(福岡)
9/2(土)DUCE SAPPORO(北海道)
9/8(金)横浜B.B.street
9/9(土)新宿club SCIENCE
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