─「この度はですね。CUTMANS×3 Tone Sunburst×The Gentle Flower. 共同企画3マン『盃-sakazuki-』開催決定記念ということでですね。3バンドのボーカルを招いて、インタビュー形式で対談 をしていければいいなと思っております。よろしくお願いします!」
寺澤「CUTMANSのGt.Vo.の寺澤です。」
タカシマ「3 Tone SunburstのGt.Vo.タカシマリュウヤでーす。」
大伸「The Gentle Flower.の金子大伸と申します。よろしくお願いしまーす!」
─『一緒にやっていこう』というのは今回のスリーマンが初めての試み。お互いの事を知らない人が多分沢山いると思うので、各バンドがどんなバンドか教えてください。こっち(タカシマ側)から順番で。
タカシマ「2013年に我々は結成しまして。」
大伸「大先輩じゃない。」
タカシマ「結成っていうかね、2013年にたまたま集まって、11月23日ってことになってますけど。今の4人でその日に集まって、そこからずっと一緒のメンバーでやってます。」
寺澤「2013年だと、今は何周年?」
タカシマ「今、もう10年経ちました。」
寺澤「うぉー、すご。」
大伸「中堅やん。」 タカシマ「10歳何ヶ月とかの感じなんで。そういうレベルなんで。」
寺澤「めっちゃ仲良いんじゃないの?だって、学校一緒とかじゃなかったっけ。」
タカシマ「学校一緒。」
大伸「10 Years Sunburstだ、じゃあ。」
─CUTMANSはどんなバンドでしょうか。
寺澤「ウチは…結成は2020年かな、多分。え、わかんない。」
大伸「嘘つけ。」
寺澤「去年で3年だった...よね?だよね、そうだよね。」
大伸「あー、意外とそんなもんなんだ。」
寺澤「うん、3年で。(当時)あつむ(Dr.)と俺が一緒に住んでて、そこに遊びに来てたやつらと、結成したっていう感じで。ウチも仲良くて。お互いの人間関係で多分1番飲みに行って楽しい友達って感じじゃないかな、CUTMANSは。4人で飲みに行った時が1番酔っ払っちゃう。」
大伸「酒ヤクザだもん。なんか全員普通に、めんどい。」
寺澤「あ、そう?結構ナチュラル酒ヤクザなところはあるかもしれない。」
大伸「打ち上げ担当がいるとかじゃなくて、全員がシンプルに飲んだくれおじさんみたいな。(笑)」
寺澤「別に、その、テキーラ飲ましたいとかじゃないんだけど、深く一緒に飲みたいみたいな4人ではあるかもしれない。だから4人で飲みに行った時はとりあえずボトル入れて。」
大伸「(ウチは)無いよ。4人で飲みに行くなんて。」
寺澤「まあ、そうか。結構プライベートからかなり仲良い偏差値は高いんじゃないかな。3 Toneとはちょっと違う位置で。CUTMANSはそんな感じだと思います。」
─The Gentle Flower.の紹介をお願いします。
大伸「俺らは、2018年です。11月10日になってるんですけど...別に話すことなんてないよ。その日に組んだんだよ。」
(一同爆笑)
大伸「うちもメンバー編成チェンジみたいなの何回かあったけど。まあでも、この体制になって今どのくらいですか。...丸2年か。丸2年この体制でやっていて。まあ、仲は良くないっすよ。別に。」
(一同爆笑)
大伸「なんかその、仲良いの当たり前みたいな感じで来てるけど。うちはなんか、遠征とかいけば仲良いけど、プライベートで遊ぶとかは無いですね。」
寺澤「忙しいからね。多分会う頻度が高いよね。シンプルに。」
大伸「まあまあまあ、一緒にいる時間はもちろんめっちゃ長いけど。まあそれもあんのかな。」
寺澤「多分それじゃないかな。」
大伸「俺が結構嫌われてるんで、メンバーに。」
(一同爆笑)
大伸「だから、俺以外とは遊んでるかもしれない。」
寺澤「でも、もりしょー君(Gt.)と一緒に2人で遊んだことがあるんだけど。」
大伸「俺、無いよ。(寺澤と2人で)遊んだこと。」
寺澤「それはごめんね。その日たまたま(たいしんが)別のバンドマンと遊んでたから。(笑)その、もりしょーくんは(たいしんを)相当好きそうだったよ、って言うことだけ。(笑)」
大伸「ま、でも演技だから。」
寺澤「いやいや、えーそこで!じゃあ俺何も信じられないよ!(笑)」
大伸「まあだから、6年目か、6年目になって。絆は5年目あたりから深まった感じ。俺らこう、ずっと探り合い探り合いでやってて。全員地元が一緒だから、なんかその、グルーヴは高いんだけど。なんかお互い探り合いで4、5年やって、5年目入った辺りで、なんかバンドになってきたな、みたいな。後から入ったおじさんだけちょっと遠いとこ住んでるんだけど。(笑)」
(Gentle Dr.マナム)「お前らが遠いんだよ笑」
─CUTMANSも地元みんな一緒?
寺澤「まあ、概ね。元々(みんな)別々でバンドやってたんですけど、ホームがサンスト(SoundStream sakura)だったので」
─今回スリーマンをやるにあたって、お互いを知った上でこの3バンドっていう風に固まったと思うんだけど。まず、印象をそれぞれ教えてください。
3 Tone Sunburst→The Gentle Flower.
タカシマ「バンドに最初に会う時は、やっぱり(自分が)ボーカルだから。ボーカルを結構見ちゃうんだけど。普通に番長じゃん、ジェントルって。」
大伸「番長じゃねーよ。(笑)」
タカシマ「絶対に関わりたくないって思って。(笑)」
(一同爆笑)
タカシマ「最初に会った時にこんな怖いやついんだ、と思って。いやもうほんとに。」
大伸「全然怖くなかったでしょ(笑)だっていくつの時だ?俺が多分10代...」
タカシマ「尖ってたでしょ。」
─パーマじゃなかったっけ。
タカシマ「パーマじゃないと思うな。群馬(で会った時)はパーマだった。」
大伸「じゃあ、派手髪?」
タカシマ「もうなんか、あんま見てなかった。見たくなかった。(笑)」
大伸「(俺が)18、19ぐらいか。」
タカシマ「喋ってもないから、最初は。上か下かとかもわかんないし。なんか怖い人いるんですけどっていう。もうそれ。もうそれよ。それしか無かったと思う。最初は。今はなんか本当にコイツ舐め腐ってんなって思うけど。今はね。(笑)いい意味でも。っていうキャラでした。」
3 Tone Sunburst→CUTMANS
タカシマ「CUTMANSの最初の方のイメージは、寺澤が酔っ払ってるイメージしかない。(笑)」
大伸「いやそうなんだよ。」
タカシマ「本当にそれしかなくて。最初はマジで酔っ払って倒れてる人だと思ってたんだけど。」
大伸「後々聞いたらバンドマンだった。」
タカシマ「(笑)え?!CUTMANSのボーカルだったんだ!って(笑)」
寺澤「(爆笑)」
タカシマ「いやでも、一緒に酔っ払っていくとちゃんと深いところで話してくれるやつなんだなっていう風には思う。こいつは舐め腐ってない、あんまり。」
(一同爆笑)
大伸「比較すんなよ(笑)」
タカシマ「まあそんな感じでした。(笑)」
CUTMANS→3 Tone Sunburst
寺澤「スリートーンはeggmanだったのかな。CUTMANSとして初めて一緒になったのは。2年前。2022年だよね。俺は元々、2017年だか2018年ぐらいのスリートーンと1回、前のバンドで共演してて。同い歳なんだけど、俺とスリートーンのメンバー皆。すげえうまくて。そういった意味で関わりたくないって思ってたって言うか。その日(前身バンドで共演時)確か俺がトッパーかなんかで、スリートーンがトリだったのかな。めちゃくちゃかっこよくて。で、eggmanでもう1回会った時も、より磨きがかかってたし。相変わらずあんまり俺は上手いバンドの人とはできれば関わりたくないなって思った。」
大伸「上手くなりゃあいいじゃん。」
寺澤「いやぁちょっと、努力しなきゃいけないなって思いたくないから、他人を見て。(笑)特に、タカシマくんの歌がえぐくて、eggmanでの。うん、だよな、上手いの知ってたけど、だよなみたいな感じもありつつ。ただ、浅野くん(3 Tone Dr.)がいてくれたおかげで仲良くなれて、正直。」
(一同爆笑)
寺澤「3回くらい共演が決まってたんだよね、その時点(eggman)で。で、浅野くんが、初対面なのに『ヨロシクね!』みたいな感じで。すっごい真っ直ぐな目してるでしょ、浅野くん。わかる?なんであんな真っ直ぐな目してんのかわかんないけど、光無いじゃん。すごく。真っ直ぐな目で光無くて、こ の人だったら仲良くなれるなって思った。それでなんか今みたいな関係性になったのかなっていう感じで。」
─じゃあ今の印象は?
寺澤「今の印象は...でも...そうだな。そのー...」
大伸「無いやん!」
寺澤「いや、ちょちょちょ、今ね、ちゃんと言葉考えてた。」
大伸「(笑)」
寺澤「すごい繊細なんだろうなって思うな。改めて歌詞とか、仲良くなってもう1回聴き返したりとか、音の作り方だったり。音の作り方っていうのは、アンプの音の作り方じゃなくて、曲の中での音の使い方とか聴いてると、めちゃくちゃ多分タカシマくんの歌を大事にしてるバンドなんだなと思って。あったかいバンドだなって思います。」
CUTMANS→The Gentle Flower.
寺澤「ジェントルもちょっと(スリートーンと)近いんだけど。群馬のDYVERとの交歓イベント。」
大伸「2021年だよね。」
寺澤「そうだね、(スリートーンより)1年先にご一緒させてもらった時に、年下なのはなんか知ってて。でも大伸もやっぱ歌すごい上手だから。演奏も上手だし。その時アコースティックギターなんかも使いながら」
大伸「なんかも使いながらね。(笑)」
寺澤「で、セットアップ着てたんだよね、確か。結構バキッとしてた時というか、今よりも結構、なんかこうバンド名の通りと言うか。『花』みたいなライブをしてた時で。年下でこんなにしっかりしてるの、本当にすごいなって思ったかな、俺は正直。あのー、自分が恥ずかしくなりましたね。酔っ払ってばっかなんで、俺は。大伸みたいにちゃんと挨拶をして、その上でそれなりに突っ込んだイジりとかもできるのを、自分が10代の時はこんな風に人と関われてなかったなと思って。」
大伸「俺、酔っ払わないんで。」
寺澤「そうだよね。だから、初対面の時からすごい尊敬できる人だなと思ってたな、大伸は。」
─今の印象は?
寺澤「今は、なんだかんだこの人熱い人だと思ってるんで。なんかあると、結構心配の連絡とかしてくれたりするんだけど、俺がそんな強い人間じゃないのも知ってると思うから。で、その上で結構突っ込んだイジりとかしてくれた時に、面白い返しを出来なくなっちゃう時があって。それがちょっと自責の念として最近残ってます。」
大伸「芸人か!(笑)」
寺澤「演奏とかライブに関しては、より泥臭くなってる気がしてて。大伸が伝えたいこと全部全部、いつも言語化できているわけではなかったとしても、フロアのお客さんちゃんと届いてるような気はしてて。ここ1年くらいのジェントルのライブは。俺は、ジェントルのライブすごい好きだなっていう感じですね。最近の印象としては。」
The Gentle Flower.→CUTMANS
大伸「CUTMANSはねー、それこそもうわかると思うんだけど、なげえんだよな、話が。」
(一同爆笑)
大伸「最初もそんな感じでした。2021年の7月ぐらいだったっけな。交歓イベントで。群 馬編も佐倉編も俺らお互い出てて。正直な話、今でこそ言えるけど、あんま印象に残らなかったというか。その時出てたのってさ、マッドネスマンボウとか、明くる夜の羊とかが出てた。あとね、Fools in the Castle。ラウド系のバンド。とかもいた中で、CUTMANSは正直1番印象に残らなかったというか。あんまり人としても喋らなかったし。ライブ(出演順)も多分俺らの直前か直後かな。」
寺澤「みたいな感じだったね。」
大伸「だからフル尺でしっかり見れてなくて。打ち上げでもそんなに話さなかったから、あんまり印象に残んなかったのがぶっちゃけ本音なんですよ。だから、結局俺たちってどこでそんなに急激に仲良くなったのか、みたいなのはあんま覚えてなくて。初対面なのはその日なんだけど、その日はぶっちゃけそんな話してないし、ライブも多分俺はしっかり見れてないんで。ただ、印象としては、さっきタカシマが俺に言ったみたいな。ちょっと意味は似て非なるものだけど。なんか関わりたくねえな、こいつ、みたいな。」
寺澤「うん、そうだよね」
大伸「結局、だからそういう印象だったんだけど、なんかいつの間にか心を許し合える仲にはなっていて。今の印象としては、なんか、その上であんま関わりたくないんですけど。(笑)」
(一同爆笑)
大伸「けど、ただのネクラじゃないから、こいつ。熱いもの持ってるし、このねちっこくてねばっこくて話長い感じがもうそのまま全開に出てるみたいな。曲とかライブに。それがCUTMANSの良さだと 思うし。あとごめんな、俺はりょう(Ba.)とアツム(Dr.)が好きだから。(笑)」
寺澤「いや、嬉しいよ。」
大伸「アツムは後から入るじゃん。最初に会った時、りょうの印象はあるの!その日の打ち上げで絡んで来てくれて、俺の一個下だから。俺の中で初めてできた後輩。」
寺澤「そうだよね。ずっと下(でいること)の方が多かったもんね。」
大伸「そう。1番最初にできた後輩で。てか、りょうは超可愛い。マジで。(笑)だし、アツムは普通に大好き。っていう印象です!(笑)今は。」
寺澤「ありがとね。」
大伸「だから今後もやり合えんじゃないかなっていう、なんか信頼は置けるバンドの1つというか。」
タカシマ「関わりたくは無いけど。」
大伸「寺澤とはね。CUTMANSとはやって行きたいですね。(笑)」
The Gentle Flower.→3 Tone Sunburst
大伸「スリートーンは...俺マジで初対面のこと覚えてないんだよ。全然。ただ、(タカシマの)髪は長かったと思うんだよ。」
タカシマ「長かったね。長かったかも。結んでた?」
大伸「そうかも。結ぶ時期じゃないの?」
タカシマ「っていうくらいの時。」
大伸「そうそう。超長くて。で、俺も浅野(Dr.)なんだよね。きっかけ。俺らも。」
寺澤「あーー、そうなんだ。」
大伸「弾き語りで最初出会って。で、そこからバンドでやるようになったけど。多分1回2回はね、スルーが続いたんだよ。3 Tone Sunburstがいて、一緒にやってるけど。でも、いつかの打ち上げで...
CRAWLだ!CRAWLだよな!CRAWLの打ち上げで、3 Tone Sunburstとウチらが共演した時に。なんかさ...スリートーンもさ、マジ絡みづらくない?」
寺澤「それはちょっとわかるわ。ウチとは違う絡みづらさだよね。」
大伸「なんか身内ノリ感すごいんだよ。」
(一同爆笑)
タカシマ「中学から一緒な弊害が多分出てるね。(笑)」
大伸「そう。勝手によそんちの正月のパーティーとかに行ってるイメージで、俺からすると。他人の家の誕生日会とかクリスマス会とか正月とかに入ってくイメージだから。行きたくないじゃん、あんまり。そういうのって気まずいじゃん。けど、その状態が続いたのね。で、なんか髪長かったし、声も小さいから、みんな。(笑)基本的に暗かったの、スリートーンって。けどその中で浅野が、「おつかれっすぅ!」って。まじであのこういう目ね。(笑)」
寺澤「目ヤバいよね!まじで!(笑)」
大伸「目ガンギマってるから(笑)俺もちょっと風圧感じて。なんか、「強そう...」みたいな感じで。で、そのままの流れで、浅野が打ち上げも俺の隣の席にいて。で、こっちにもりしょ~(Gt.)とかいて。で、アイツ(浅野)がコロナになった話で盛り上がって。浅野がきっかけで「3 Tone Sunburstっておもしれーヤツらだな」みたいな。その流れで、ツアーで呼び合ったりとかになった。その時が割と最近ではあるんだよね。それこそ2022とか、23年?」
もりしょ~(The Gentle Flower Gt.)「去年だね。」
山岸(3 Tone Sunburst Ba.)「2023の3月とか?ツアー。セミファイナル。」
もりしょ~「セミファイ。「ガソリン入れといて~」って。」
大伸「そうそう、だから「東北も行ける?ワンチャン」みたいな感じ。」
山岸「あ、話した。話したわ!(笑)」
大伸「で、急に超面白くて。「あ、コイツらただ自分らで外に行くの苦手なだけで、こっちから歩み寄ったらめちゃくちゃオモロいやん。」みたいな風に変わっていった。で、今の印象としては、俺はもうタカシマが好きだ…から。(笑)」
寺澤「そうだよね。」
タカシマ「それを感じてる俺は。(笑)」
大伸「くしゃくしゃの笑顔がマジ大好きだから。」
寺澤「あー、それは確かに。」
大伸「タカシマにちょっとなりたいと思って。まぁ以上なんだけど。以上っていうか。ま、うん。いいヤツらですね。好き!普通に。曲が。」
寺澤「曲良いねえ。」
大伸「歌いてぇ!って感じです。」