【UPCOMING 2018】2018年に活躍が期待されるEggsバンド10選

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Text:agehasprings Open Lab.

2017年の音楽シーンを振り返ってみると、海外チャートにも、国内チャートにも顕著に表れているのが、いわゆるバンドの不在だ。R&BやHip Hopなどのブラックミュージックが、メインストリームに台頭しDrakeやKendrick Lamar、Futureなどのソロアクトがチャートをハックした海外シーンはもちろんのこと、ここ日本においても、フェスブーム以降メインストリームの覇権を握っていたバンド勢の顔ぶれは今年のヒットチャートに見ることが出来ない。その代わりにインディーシーンにおいては、海外のシーンに同時代性を示す動きが見られ、向井太一やSALU、RIRIなどのブラックミュージックをルーツに持つ、新しいタイプの若きシンガーソングライター達が数多く台頭したことは今年の象徴的なアティチュードと言える。2016年からドラスティックな変遷を見せる海外の音楽シーンに比べ、ガラパゴス化の一途を辿っていると言及される事の多くなった日本の音楽シーンではあるが、海外シーン同様、徐々にではあるが重要な転換期を迎えていることも確かな事実と言える。

しかしながら、「ではもうバンドは死んだのか?」と言われれば、もちろんそうではない。海外シーンと共振する若きシンガーソングライター達の台頭と同じくして、次世代ならではのセンスで新しいバンドサウンドを体現している若手バンドも数多くその産声を上げている。今回は、年末企画としてそんな次世代のシーンを担うであろう、若きバンド達をここEggsに登録されている中から、独自の目線で10組ピックアップした。そのポテンシャルは2018年のシーンに新しい波を起こしてくれるであろうことは間違いない。そんな期待を込めて選んだ10組。是非チェックしてみて欲しい。


【Absolute area】

何処までも青く疾走するバンドサウンドが魅力の、東京発3ピースバンド・Absolute area。その演奏力の高さと、楽曲のクオリティの高さ。更には、フロントマンである山口君のステージ映えする抜群のルックスの良さで、既にLIVEハウス界隈では話題沸騰中の彼ら。『未確認フェスティバル2017』でも、圧巻のパフォーマンスで新木場を揺らした。その実力とカリスマ性を持って、2018年の更なる飛躍に期待。


【QB and planets】

ギターロック、J-POP、エモ、パンク、ハードコアなどを雑多に呑み込んだ叙情味のあるサウンドが魅力の4ピース・QB and planets。その卓越した演奏技術やアレンジセンスはもちろんのこと、特筆すべきは激情と可憐を行き来するVo.さつきのヒロイックなステージング。LIVE前の決め台詞である「私を姫にして下さい!」で、見事LIVEという戦場を騎士団たるメンバーと共に駆る姫となった彼女のパフォーマンスは一見の価値あり。


【Some Life】

2015年に名古屋にて幼馴染4人で結成されたバンド・Some Life。PopsやHip Hop、R&B等を呑み込んだミクスチャーロックサウンドを展開する彼ら。Suchmosに通じる、ある意味での“不良っぽいカッコよさ”のフィーリングをナチュラルに体現しながらも、フロントマンであるDAIYA-TANのオーディエンスを巻き込むオラオラ系のパフォーマンスや、ちょっとふざけたような内容の歌詞にも注目。


【TreeTreeTree】

東京発の3ピースバンド・TreeTreeTree。インディーロックをルーツに感じるギターロックサウンドに、ひたすらPOPなメロディー。そして、どこか憂いを感じるVo.Shinの歌声が魅力。海外のPOPSシーンと共振したPOP ROCKの先達としてFIVE NEW OLDがいるが、彼らよりも、よりギターのテクスチャを押し出したバンド然としたサウンドを体現するTreeTreeTree。UKでは、現在Wolf Aliceを筆頭にインディーロックが再び胎動を始めており、彼らともどう共振していくのか楽しみな新鋭だ。


【dead endの向こう側】

数々の人気バンドを輩出してきた名古屋からの新鋭・dead endの向こう側。ONE OK ROCKやBLUE ENCOUNTらに系譜されるような、疾走するバンドサウンドとエモーショナルなメロディー。歌詞に込められたアツいメッセージが魅力の4人組。Music Videoが公開されている「ゼロから」からも分かるように、既に洗練されたハイファイなビジュアルがとにかくカッコ良く、来年話題を集めることはまず間違いないであろうエモロックバンドだ。


【NUNNU】

Vo/Trackmakerのはるひkにより発足したユニット・NUNNU(ヌンヌ)。サウンドはエレクトロニカをベースに、トラップなどの最新のビートやメロディーとフローを横断する歌唱法。更には、ボーカロイドのフィーリングなどを呑み込んだナードなプロダクションを構築。更に面白いのが、そのメンバー構成で、全楽曲のソングライティングと歌唱を担当するはるひkの他に、アートディレクターとWebディレクターを擁する、まさに2017年以降のスタンダードを体現する新鋭。


【the paddles】

「大阪寝屋川から、青春を叫ぶ」を自身のキャッチコピーにし、学校の屋上で掻き鳴らしたようなストレートで衝動的なサウンドを放つ3ピース・the paddles。特筆すべきは、土臭く力強いVo. 柄須賀皇司の歌声で、彼の歌声が持つ不思議な説得力は、THE BOOMや、MONGOL800やWANIMAなどを彷彿とさせる。彼の発する言葉が、今後どう真理を帯びていくかに期待だ。


【BabySitter】

10月にはMINAMI WHEEL初出演。そして渋谷eggmanで10/15に東京でのレコ発自主企画ライヴを開催して200人を動員。更には2ndSG『ボクのうた』が渋谷タワレコで爆売れしているなど、既に人気急上昇中の名古屋ガールズバンド・BabySitter。そのキュート極まりないルックスとポップな楽曲は、まさにTHE王道とも言うべき正統派のガールズロックバンド。


【POP ART TOWN】

大阪発の4人組キラキラ系ナイトミュージックバンド・POP ART TOWN。自称するコンセプト通り、夜のキラキラした景色を想像させるような、グルーヴィーでアーバンなPOPサウンドが魅力。4つ打ちダンスロックの文脈を感じさせながらも、2016年以降のブラックミュージックの流れも咀嚼したPOPなフィーリングは、フレンズにも通じるところもあり、来年の活躍に期待。


【レイラ】

横浜発の4ピースギターロックバンド・レイラ。クリープハイプを彷彿とさせるギターのフレーズや、一瞬の感情を切り取った心象風景のような歌詞、恋に疲れてしまった女性を思わせる有明の気だるげながらも記名性の高い歌声が魅力。微睡みのような印象の強いプロダクションだがLIVEではそれが一変。エモーショナルなパフォーマンスを見せてくれる。


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agehasprings Open Lab.
【agehasprings】is a hit making creators' lab in Japan. 玉井健二 蔦谷好位置 田中ユウスケ 田中隼人 百田留衣 and many more

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Absolute area
東京を中心に活動中。
Vo.Gt.山口 諒也 (@ryoqoya0905)
Dr.髙橋 響(@kyo_drums_area)
Ba.萩原 知也(@Bbbb_tomoya)
略称【アブソ】

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QB and planets
滋賀発 4ピースバンド
Vo.さつき Gt.田原省吾 Ba.大槻祐介 Dr.陽
トリッキーでセンセーショナルな楽曲に、寄り添うような詩と、相反しドキッとさせるメロディーを融合させ爆発的なライブで魅せる。

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Some Life
2015年、名古屋にて幼馴染で結成。
メンバーはDAIYA-TAN(Vo)、you太郎(G)、RYOMA(B)、KaeDe(Dr)
インディーズにてミニアルバム1枚、シングル2枚をリリース。
2017年8月『未確認フェスティバル2017』準グランプリ獲得。

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TreeTreeTree
Shin(vocal,guitar)
Yuya(bass)
Keisuke Sakamoto(guitar)
3人組ボーイズポップバンド。

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dead endの向こう側
あなたと共に鳴るロックバンド
”dead endの向こう側”
その弱さを優しさへ変えられる強さを。
失わない事を諦められない僕らが、ゼロから放つ決意の一撃。

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NUNNU
2015年7月、Vo&trackmakerのはるひk(はるひけ)を中心に発足。
写真作家/デザイナーのYuya Ishii、ウェブエンジニア/サポートドラマーのYosuke Obata、事務/サポートキーボード/コーラスのヨダメヒコらと共に制作チームを結成。
耳に残るキャッチーでポップなメロディーと韻や日本語本来のリズムにこだわって選び抜いた歌詞による立体的で心地のいいボーカルが持ち味。
ギターロック、ポップス、テクノ、ヒップホップ、エレクトロニカ、ボカロ等、幅広いジャンルからの影響を感じさせるバラエティ豊かな楽曲や”愛や虚しさ”をテーマにした切実な詞にも注目。

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the paddles
高校1年の春、大阪・四條畷高校の軽音楽部で結成されたスリーピースバンド。地元寝屋川VINTAGEを拠点として、活発的にライブを行う。高校3年で初の音源を制作し、500枚を完売。大学受験による活動休止を挟み、2017年春から活動を再開した。2017年度「未確認フェスティバル」3次ライブステージ進出。

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BabySitter
名古屋ガールズバンド 略してベビシ。2015年10月結成。
昨年11月1st.CD発売。レコ発企画を地元開催。今年6月、SAKAE SP-RING初出演で入場規制。10月にはMINAMI WHEEL初出演。そして渋谷eggmanで10/15東京レコ発自主企画ライヴを開催して、200人動員して大成功。
Gt/Vo.Yuiが作るPOPな楽曲と、エネルギッシュなのにナチュラルなパフォーマンスで人気上昇中。

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POP ART TOWN
大阪・4人組キラキラ系ナイトミュージックバンド 
Dr.しゅんさん Vo&Synth.さやぴ Gt&Cho.こーや Ba.りょうちゃん
同じ専門学校に通っていた4人で結成。
街中に溢れるBGMのような聴きやすさと耳に止まるキャッチーさで、あなたの心と体が離れ離れになった夜、少し一息入れたい瞬間に​音楽の魔法をかけます。

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レイラ
横浜の4ピースギターロックバンド。
Vo.有明(@loser_iga )、Gt.三浦 太樹(@kakinotane03)、Ba.牧野 ウスシオ(@‪mkn_kit ‬)、Dr.すわ(@elfoon_)

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