蓮如想

佐野 美知夫
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楽曲解説

米国合唱団様が、日本語で蓮如上人の「白骨のご文章」を楽曲化した曲を日本語で演奏(合唱)してくださいました。 蓮如上人の白骨のご文章は、  ”朝(あした)には紅顔(こうがん)ありて夕(ゆうべ)には                   白骨(はっこつ)となれる身なり” で有名なご文章でございます。 この楽曲は、米国の合唱団様が日本語で演奏(合唱)して下さったものです。 楽譜を完成したまでは良かったのですが、その直後からコロナ禍に襲われその先には進めず(合唱団様の全てが休業状態になりました)、ここまで来るには、ほぼ2年越しの期間がかかりました。 その楽譜についても、米国の合唱団様が歌えるように、楽譜にはIPA(International Phonetic Alphabet)と言う国際発音記号により表現した歌詞を表記致しました。 その結果ようやく日本語での合唱をしていただく事が出来ました。 いわば、日米合作の楽曲と言うことになります。(本作品は実際には私の日米合作作品の第3弾目に当ります) お陰様で、日本人が合唱している、と言われてもほとんど分からないくらいの高い完成度になりました。 合唱団様(The First Readings Project )にはこの場を借りて感謝申し上げます。 歌詞: これは有名な文節で日本人の死生観にも大きな影響を与えた浄土真宗の高僧、蓮如上人(1415~1499)によるものです。今では、宗教を超えた哲学的な、広い意味での日本文化の現われとしていろいろな文書でもよく引用されているようです。 しかし、これまでのところ人々が誰でも口ずさめるほどまでには至らなかったように思われます。 そこで、出来るだけ普通の人々が口ずさめるよう、日本のしらべ、抒情歌のようなかたちにしました。 そして少しだけ、お経の音程にも影響を受けたような調べとなっています。 これまでの所、500年以上に亘って(今や細々とかもしれませんが)伝えられてきた、御文章をこれからもさらに500年、600年と伝えて行ければと切に願っております。 亡くなった人々を懐かしく思い出すときに、亡き人を偲び、穏やかな気持ちで聴いてあるいは口ずさんでみることも供養になるのではないかと思われます。

歌詞

作詞:蓮如上人

作曲:佐野美知夫

「白骨の章」の全文: それ、人間の浮生(ふしょう)なる相をつらつら観ずるに、おおよそはかなきものは、この世の始中終(しちゅうじゅう)、幻の如くなる一期(いちご)なり。 されば未だ万歳(まんざい)の人身(にんじん)を受けたりという事を聞かず。 一生過ぎ易し。 今に至りて、誰か百年の形体(ぎょうたい)を保つべきや。 我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず、おくれ先だつ人は、本の雫(もとのしずく)・末の露(すえのつゆ)よりも繁しといえり。 されば、朝(あした)には紅顔ありて、夕(ゆうべ)には白骨となれる身なり。 既に無常の風来たりぬれば、すなわち二つの眼(ふたつのまなこ)たちまちに閉じ、一(ひと)つの息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて桃李の装(とうりのよそおい)を失いぬるときは、六親眷属(ろくしんけんぞく)集まりて歎き悲しめども、更にその甲斐あるべからず。 さてしもあるべき事ならねばとて、野外に送りて夜半(よわ)の煙と為し果てぬれば、ただ白骨のみぞ残れり。あわれというも中々おろかなり。 されば、人間のはかなき事は老少不定(ろうしょうふじょう)のさかいなれば、誰の人も、はやく後生の一大事を心にかけて、阿弥陀仏を深くたのみまいらせて、念仏申すべきものなり。 あなかしこ あなかしこ。

アーティスト情報

富山県南砺市井波出身 早稲田大学理工学部卒(昭和39年3月) コンピュータ・ソフトウェアの技術者でした。 その後、コンピュータ・ソフトウェアの開発会社の経営に携わる。 現在年金生活中 2016年11月頃より音楽作りに目覚めました。 蓮如上人の御文章、「白骨の章」に曲をつけて「蓮如想」としてユーチューブにて公開。 その後、阿弥陀仏賛歌「AMIDA」を公開。 さらに、「久遠の命」を公開致しました。 いずれの曲も、合唱曲を作り、順次歌入れをして参りました。 「AIMIDA」と「蓮如想」とは米国合唱団様に日本語で合唱していただきました。(楽譜には、歌詞を日本語ではなくIPA と言う発音記号で表現することで歌って頂きました) 「AMIDA」については、後日、英語版の歌詞をつけたものをも公開致しました。これも同じ米国合唱団様による合唱をして頂きました。 「久遠の命」はコロナ問題が発生し、米国合唱団様が休業状態になった為、二年以上遅れて、福岡の音楽会社様による歌入れをしていただきました。 以上、主に日本の伝統あるモノをテーマにして音楽作りをして参りました。 私の楽曲は、元々日本語ベースの曲なのですが、ユーチューブからの報告では外国(インドやトルコ等)でも聴かれているとのことのようです。 その理由はあまり良くは分からないのですが、FaceBookのほうでも外国からの友達申請が多く有り、そのことと軌を一にしているのではないかと思われます。 「久遠の命」は、宗教色の薄い曲として作りましたが、地味な曲なのに割合、好評のようでは有ります。 今後はこの「久遠の命」も英語版を作りたいと考えています。

shea

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