歌詞

作詞：内海海月

作曲：内海海月

例えば僕が砂に生まれていたら 貴方が歩く土になれたでしょうか たかが一度きり通る道の なんの気ない一歩だとしても 貴方を支えたならいい気がします 例えば僕が空に生まれていたら どんな時に見上げてくれたでしょうか 貴方の心がどんな色に 滲んで見えなくなったとしても ただ、白々しく澄み渡ってみせます 例えば僕が歌に生まれていたら 貴方は僕を見つけたでしょうか でも所詮僕だから きっと 碌でもないような旋律で 貴方の心には届かない気がします 死にたい夏が過ぎ 死ねない冬が来る 夢でも見たら 続きをしよう 例えば僕が猫に生まれていたら 僕の絵を書いてもらえたでしょうか クレヨンで手が汚れたことも なんともないような顔をした 貴方に撫でられて鳴くのでしょうか 例えば僕が犬に生まれていたら 貴方と共に暮らせたでしょうか 玄関で不貞腐れて 貴方の帰りを待つような 時間もきっと僕は愛せるような気がします 明るい夜が過ぎ 冷たい朝が来る 夢でも見たら 続きをしよう 例えば僕は何に生まれていたら 心から幸せになれたでしょうか 例えば次は鳥に生まれて来たら ここじゃないどこかへ行けるでしょうか