Eggsスタッフが今月の注目アーティストを選ぶ、「Eggsマンスリープッシュ」!
今月のマンスリープッシュアーティストとしてピックアップされたアーティストにインタビューを敢行!今回はYOSAME!
──まずは自己紹介をお願いします!
大阪を中心に活動している3人組ロックバンド、YOSAME(ヨサメ)です。
メンバーは、Vo Takky/Ba Gaju/Dr Shionの三人です。
2024年8月に結成し、透明感のある歌声と、エモーショナルで繊細なバンドサウンドを軸に活動しています。 今年8月には結成1周年記念ライブをOSAKA MUSEで開催しました。 9月からは3ヶ月連続リリース企画をスタートし、精力的に活動を続けています。
──バンドを結成した経緯を教えてください。
もともとほとんど同じメンバーで別のバンドとして活動していました(当時は4人編成でした)。
そのバンドでは次第に方向性が分からなくなってしまって、それぞれの「音楽をどう届けたいか」という気持ちがバラバラになっていったんです。
そんな中で、“もう一度同じ方向を向いて、自分たちの本当にやりたい音楽を形にしたい”という想いから新しく立ち上げたのがYOSAMEです。
──バンド名の由来を教えてください。
シンプルに言いやすくて覚えやすい、3文字くらいの名前にしたいというところから考え始めました。
その中で、“夜”という言葉を入れたいという想いがあって、「YOSAME」という言葉にたどり着きました。
また、英語の “You save me(あなたが僕を救う)” という意味も込めていて、聴いてくれる人の存在が僕たちの音楽を支えてくれている、という気持ちを表しています。
──影響を受けたアーティストや音楽のルーツを教えてください。
ボーカルとしては、子どものころに母がよく聴いていた音楽に大きく影響を受けました。
マイケル・ジャクソンや嵐、ボカロ、歌ってみたなど、ジャンルを問わずいろんな音楽に触れる中で、自然と「自分も歌いたい」と思うようになりました。
バンドを始めるきっかけは、高校で軽音部に入ったとき、 それまでバンドにはあまり馴染みがなかったのですが、ONE OK ROCKの「Mighty Long Fall」を聴いた瞬間に“バンドのかっこ良さ”に心を掴まれました。
ベーシストとして特に影響を受けたのは、ヨルシカやMrs. GREEN APPLEのように、メロディとリズムの間を自由に行き来するベースプレイです。
主張しすぎず、それでいてフレーズひとつで曲の雰囲気を変えるような表現に憧れます。
最近はアイドルの楽曲も聴くようになり、緻密なリズム構成やサウンドの抜け感など、プレイヤーとして学ぶことが多いです。
ドラマーとして特に影響を受けたのはONE OK ROCKやmy first storyです。
私が吹奏楽部を経験していたこともあり境遇の近いtomoyaの出音の美しさ、kidのパフォーマンスが特に今の自分の演奏に影響を与えています。
バンド全体としては、ヨルシカに強く影響を受けていて、文学的な歌詞や情景が浮かぶサウンドに惹かれ意識しています。
──曲作りはどのように行っていますか?
作り方は大きく分けて2通りあります。
1つは、ボーカルが曲の骨組みや全体のイメージをPC上で作り、それをもとにバンド全体で音を鳴らしながら仕上げていくパターン。
もう1つは、ベースがコード進行やリズムなどのオケを作成し、その上にボーカルがメロディーを乗せていくパターンです。
ボーカルとして、歌詞は自分が今感じていることや伝えたい想いをもとに書いていて、 実際の体験やそのときの感情をリアルに言葉にするようにしています。
メロディーに関しては、単調になりすぎず、口ずさみたくなるようなキャッチーさを意識しながら、自分が聴いたときに“好きだな”と思えるメロディーを作ることを大切にしています。
ベースのフレーズに関して、サビはお客さん側を見て楽しく演奏できるように比較的コピーしやすいようなフレーズにしています。
サビ以外に関してはベーシストとしての見せ場も作りたいので多少凝ったフレーズを入れたりしています笑
ドラムのフレーズについては、ボーカルが引き立つように全体的にフレーズはシンプルにしていますが、所々に細かいゴーストノートやパラディドルを使って シンプルに聞こえるけど繊細なドラムを心がけています。
またリズムがシンプルなので、その分、出音の綺麗さにはこだわがあって曲によってスティックの持ち方を変えたり、力の入れ具合を調整しています。
──今、活動している中で最も大切にしていることはなんですか?
一番大切にしているのは「音楽を楽しむこと」です。
YOSAMEを結成して1年。何かを始めるときって本当にパワーが必要で、ライブや活動が思うようにいかないこともたくさんありました。
「どうしたらいいんだろう」と悩むことも多かったんですけど、そんな時こそ“楽しむ”ことを忘れないようにしています。
つらいことや悩むことがあっても、それを曲として形にして、出来上がったときの達成感や、 それを聴いてくれたみんなの反応を見るたびに「やっぱり音楽って楽しいな」と改めて感じられます。
メンバーとは出会って7年以上になりますが、今まで一度も喧嘩をしたことがなく、誰かがしんどい時には、自然とそばで寄り添ってくれる存在で、そんな彼らがいたことが大きな心の支えになっています。
──あなたの作品がどのような人に届いてほしい、聴いてほしいなどはありますか?
僕たちの音楽は、日常の中でふと立ち止まった時や、悩んでいる時に聴いてもらえたら嬉しいです。
誰かの背中を強く押すというよりは、そっと隣に寄り添えるような存在でありたいと思っています。 自分たちも、しんどい時に音楽に救われた経験があるからこそ、 同じように何かに悩んでいる人や、頑張りたいけどうまくいかない人に届いてほしいです。
YOSAMEの音楽が、少しでも前を向くきっかけや癒しになればと思っています。
──今後の展望や、理想、目標などを聞かせてください。
まずはもっと多くの人にYOSAMEという名前と音楽を知ってもらうことが目標です。 ライブやSNSを通して、ひとつひとつ丁寧に届けていきたいと思っています。
そして、いつか大きなステージに立って、僕たちの音楽で会場全体を包み込むような景色を見たいです。
そのためにも、今目の前にあるライブや制作を全力で楽しみながら積み重ねていくことを大切にしています。
どんなに環境が変わっても、“音楽を楽しむ”という原点と、聴いてくれる人の心に寄り添う姿勢だけはこれからも変わらずに続けていきたいです。
──これから控えているライブやリリースなど注目情報があれば教えてください。
現在、9月から3ヶ月連続でリリースを行っていて、毎月25日に新曲を配信しています。
それぞれの楽曲に結成してから今までのYOSAMEの想いを詰め込んでいるので、ぜひチェックしてもらえたら嬉しいです。
そして、11月2日には初めて「KNOCKOUT FES」に出演します! 初出演ということでとてもワクワクしていますし、ライブで直接僕たちの音楽を感じてもらえるように全力で挑みたいと思っています。
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