「あなたへ / ミライゾウ」
- 1. あなたへ
- 2. ミライゾウ
※タワーレコード 渋谷店、名古屋パルコ店、梅田NU茶屋町店 限定
¥700(Tax out) / BDRD-15
インディーズアーティストを応援する“Eggs番長”アリスムカイデがアーティストを直撃!第2回目のゲストは、「未確認フェスティバル 2017」ファイナリストであり、現在「あなたへ / ミライゾウ」リリースツアー中のAbsolute area。Eggs番長が、平均年齢19歳のAbsolute areaへ音楽性だけでなく人間性にも迫る!
◆Absolute area:萩原知也(Ba.) / 山口諒也(Vo.Gt.) / 高橋 響(Dr.)
◆Eggs番長:アリスムカイデ
Photo:坂田貴広 / Text:及川 静
アリスムカイデ(以下、アリス):よろしくお願いします! まず自己紹介からお願いします。
山口諒也(以下、山口):ギター&ボーカルの山口諒也です。
萩原知也(以下、萩原):ベースの萩原知也です。
高橋 響(以下、高橋):ドラムの高橋響(きょう)です。
アリス:皆さん、何て呼び合ってるんですか?
山口:僕は諒也で、知也、そして(高橋は)きょっくんです。
アリス:響くんじゃなくて、きょっくんなんですね。
高橋:小学生の頃からそうなんです。「う」を言うのが、みんなめんどくさかったみたいで。
アリス:わかりました。では、きょっくんで(笑)。バンド結成のいきさつを教えてください。
山口:僕ときょっくん(高橋)とが中学が一緒で、「バンドやりたいね」という話から軽音楽部が有名な高校に一緒に進学して。そこで始めたバンドが「Absolute area」で、もともと4人編成だったんです。
アリス:そうなんだ! 3ピースが似合う曲が多いから、最初からかと思った。
山口:もともとはギターがもう一人いたんです。
アリス:では、知也さんは?
高橋:僕が音楽系の専門学校に行ってて、そこの同期で、同じ授業を受けてたんです。
萩原:休み時間に急に声掛けてきたんです、そんなに仲良くなかったのに。
高橋:他の人はみんなバンド組んでるけど、一人だけ暇そうだったので…。
アリス:それはいつぐらいのタイミングなんですか?
高橋:「未確認フェスティバル2017」のネットステージが終わって、ライブステージに出ることが決まったぐらい。
山口:その頃、当時のベースが続けていくかという話になっていたので。
アリス:そのタイミングでメンバーが変わるって、結構ビックリなことですよね?
山口:実は俺もきょっくんが知也を誘ったことを知らなくて、事後報告だったんです。
萩原:事後報告多いよね。
山口:良くないよね? 今後の課題だね。
アリス:そして、「未確認フェスティバル2017」のライブステージ本番の1週間ぐらい前にサポートメンバーという形で加入されたわけですが、自分が入って、最初のスタートが「未確認フェスティバル2017」のライブステージだとは…。
萩原:全然思ってなかったです。もっと先だと思ってたら、急に電話が掛かってきて「再来週から頼んでいい?」って。
高橋:全然覚えてない!
アリス:では、準備段階1週間でライブとなったわけですよね?
萩原:はい。曲を覚えるのに苦労しました。一番ベースの練習した時期でした。でも、振り返ってみるといい感じ。
一同:大笑い
萩原:曲を覚えるのに大変で、全然寝てなかったんですけど…。
アリス:今考えるといい感じ?
萩原:いい感じ(笑)。
アリス:そんな2017年で一番印象深かったことは?
山口:「未確認フェス」も大きかったですけど、大物YouTuberの水溜りボンドさんに僕らを紹介してもらえたんです。
高橋:僕がトミーさんに似てるって。
山口:それでカンタさんから直接連絡が来て、『ひと夏の君へ』のライブ映像を取り上げてもらえて。
アリス:その影響はありました?
高橋:水溜りボンドさんが『ひと夏の君へ』を紹介してくれた動画「ついにトミーの演奏してみたが流出しました」の再生回数が130万回ぐらいいったんだよね。
▼水溜りボンド|ついにトミーの演奏してみたが流出しました
(YouTube)
萩原:曲を聞いてくれる人の数が圧倒的に増えました。
アリス:すごい。似てるといえば、知也さんの顔が私の妹とまったく一緒なんですよ!
一同:大笑い
山口:でも、知也って似てる人多いよね?
萩原:僕、○○に似てるって、めっちゃ言われるんですよ。最近、言われて一番意味わかんないなと思ったのは、ペットの猫。
山口:猫目だからね。
アリス:どの角度から見ても妹に似てる! 正面から見ても、伏し目がちにしてても似てる! 後で写真撮って、親に送っていいですか?
萩原:いいですよ…。
アリス:じゃあ、あとで(笑)。話を戻して、再生回数が130万回行った時の気持ちは?
山口:単純にうれしかったです。ただ、僕が曲を作るときは基本的に聴く人のことをあんまり考えてなくて。
アリス:そうなんだ。
山口:自分の心を慰めるために書いてるんですけど、それを聴いた誰かが歌に共感して、最終的にその人に寄り添える音楽になったらいいなというスタンスなんです。僕、めちゃめちゃMr.Childrenが好きなんですけど、桜井(和寿)さんが僕のためにつくった曲じゃなくても僕が聴いたときに寄り添ってくれているように感じるので、僕もそういう形でやりたいなと思ったんです。そうしたら、ファンの方が「この曲すごく共感できる」とコメントしてくれたので、これで良かったんだなって。『ひと夏の君へ』はいろんな人が共感してくれたよね?
萩原:俺も共感した
アリス:私も共感した。
山口:本当ですか。良かったです。
アリス:では、きょっくんが2017年一番印象に残ったことは?
高橋:「未確認」のファイナルステージが新木場STUDIO COASTだったんですけど、僕が初めてCOASTに行ったのが、9mm Parabellum Bulletのライブだったんです。その9mmの菅原(卓郎)さんがファイナルの審査員だったので、菅原さんがいる状態でステージに立てたことが印象に残ってます。それから、その日、俺、誕生日だったので、10代最後の誕生日に立てたことも印象深かったです。
アリス:それはこれからもずっと残りそうですね。では、知也さんはどう?
山口:あれじゃない? Absolute areaの前はバンドしてなかったから、空っぽだったけど。
高橋:空っぽ!(笑)
アリス:(山口の)今日イチの笑顔見ました(笑)。
萩原:こいつ、いつも俺がしくじったりすると、すごいうれしそうな顔してくるんですよ。人をバカにするのが好きなんです(笑)。
山口:ヤメろ、ヤメろ!(笑)
アリス:歌詞の印象が変わって来ちゃうな〜。で、空っぽだったけど?
萩原:そこから行きます? 2017年は何もない状態からいきなりの「未確認」で、そこからツアーで全国を回ることになったので、最初は全然心が着いていかなかったし、二人とも打ち解けてなくて。でも、新潟に行ったときに一緒に海に行ったりして。
高橋:入り時間の30分前に海に入って、急いで戻るというね。
萩原:首まで浸かったよね?
山口:俺は入ってないです。
高橋:こいつ、ずっと砂浜で穴掘ってたんですよ。
山口:いや、カニさんとかいるかなと思って。
高橋:カニ“さん”!? カニに”さん”付けるんだ(笑)。
萩原:で! 話を戻すとそれですぐに仲良くなって。いろんな経験をこのバンドにさせてもらえて、1年を通して、物の見方や考え方も変わって、いろいろ成長できたと思います。
山口&高橋:(くすくす)
アリス:なんで笑うの?(笑)
高橋:いいまとめだなと思って。
萩原:そうでしょ! 俺にしちゃ結構良かった。
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