雨と理科室キグチサトルの空想コラム vol.4

雨と理科室キグチサトルの空想コラム vol.4

2025/12/04

Tシャツって基本おとなしいですよね。
ただたまに、強烈に主張してくるやつがいます。
「I ♡ NY」とか。
どこで生まれて、なぜここにいるのかを一行で伝えようとしてくる。
いつも、答えてあげています。
知らないよ。

Tシャツのくせに、土地のことを理解しているんでしょうか。
一方で、無地のTシャツもいます。
 真っ白や、真っ黒。
 でもあれ、しゃべってないだけで、確固たる意志を感じます。
カレーをこぼした日も、暑すぎて心折れた日も、
 あのときの無地のTシャツだけが全部知ってます。
 完全記憶Tシャツ。
答えが返ってくるかダメ元で昔から着ているTシャツに話かけてみました。
「俺のこと、どう思う?」って聞いたら、
シワになって返ってきました。
 それだけでだいたい伝わりました。
「・・・そうか・・」
そして僕は、、、
なんかよく見たら黄ばんでいたのでゴミ箱に捨てました。
それも、スリーポイントシュートで。
今、まさに別のTシャツを着ながらこれを書いています。
お気づきの方もいるかもしれませんが、
こちらのTシャツです。

乾きたてって、あんなにも人を抱きしめてくれるんですね。

Tシャツなのに、ちょっとだけ「おかえり」って言ってくれた気がして、
 僕は素直に、うなずきました。

先程の文章ですが、間違いがございました。
「洗濯した直後」と書きましたが、
 正しくは「干してから48時間経ってるTシャツ」でした。
 取り込むのを忘れてました。
 すみませんでした。
さらに、Tシャツではなく「エミネムの柄シャツ」でした。
ちなみに、Tシャツって、1枚の布なのに
 その人の生活がだいたい出ます。
 首のよれ、裾ののび、タグのかすれ。
まるで生きてる履歴書みたいです。
タグに「Lサイズ」って書いてても、
本当は「Mがよかった」と思ってるかもしれません。
でも言わない。Tシャツはそういうやつ。
僕もそうなりたいと思っています。
Tシャツは、前も後ろもあるけども、
たまに上下がわからなくなることがあります。
あれが人生そのものだと思います。

つまりは、2nd EPをリリースします。

それでも、熱を帯びて
雨と理科室
01.Intro
02.線香花火が落ちるまで
03.オクリウタ
04.くだらない
05存在証明

https://linkcloud.mu/dcd347b8

そのツアーもします。

雨と理科室 2nd EP release tour 東京編-源光-
■日程 : 2025年11月27日(木)
■会場 : shibuya eggman(東京)
■時間 : 17:00/17:30
■料金 : 前売 ¥2,800 / 当日 ¥3,300(別途1ドリンク代必要)
■出演バンド :
雨と理科室 / イロムク / KAMO / さすらいろ / 月と徒花 / NOIMAGE / Pororoca

https://eplus.jp/sf/detail/4418400001

雨と理科室 2nd EP release tour【それでも、熱を帯びて】大阪編ファイナル-熱源-
■日程 : 2025年12月4日(木)
■会場 :LIVE SQUARE 2nd LINE(大阪)
■時間 : OPEN / START 18:00/18:30
■料金 : 前売 ¥2,800 / 当日 ¥3,300(別途1ドリンク代必要)
■出演バンド :
雨と理科室 / メルトタイマー / molly / チセツナガラ

行くかどうかは、
あなたのそのTシャツの胸のワンポイントに聞いてみてください。