Eggsスタッフが今月の注目アーティストを選ぶ、「Eggsマンスリープッシュ」!
今月のマンスリープッシュアーティストとしてピックアップされたアーティストにインタビューを敢行!今回はみじんこらっく!
──まずは自己紹介をお願いします!
東京を拠点に活動している、スリーピースガールズバンドのみじんこらっくです!
Gt.Vo豆粒、Dr.Cho塩、Ba.Choゆるくです。
“どこか埋まらない小さな隙間”を埋めるような音楽を届けたい!という想いで活動しています。
──バンドを結成した経緯を教えてください。
(豆粒)最初は弾き語り動画をSNSにチラチラ載せていました。でもだんだんとバンドがやりたくなって、プロフィールのところに「バンドがやりたい!」と書きました。募集するほどの自信は無くて…。そんな時、ある私の弾き語り動画を見た塩(Dr)が「一緒にバンドをやりたい」と連絡をくれました。同じ動画を見てゆるく(Ba)も連絡をくれ、現体制3人での活動が2025年3月24日にスタートしました。その弾き語り動画の曲が、8/1に初サブスクリリースした『チケット』という曲です。
(塩)ぼーっとSNSを見ていたらたまたま豆の弾き語り動画が流れてきて、それまでは外でバンドをやろうとは一度も考えたことがなかったのに、曲を聴いた瞬間に「この人の後ろでドラム叩きたい」と思いました。私に務まるのか、というところで声をかけるか少し悩みましたが、こんなに衝動に駆られることはきっとこの先ないなと思い、連絡しました。
(ゆるく)オリジナルなんてやったことなくて、最初は不安で仕方なかったし、自分に出来るのかなと自信もなかったです。でも、豆ちゃんの動画を見た時に、「やりたい!」と直感的に感じて、勢いだけで連絡しました。
──バンド名の由来を教えてください。
少し冷めたことを言いますが、誰かの幸せだったり生活だったりを音楽だけでは満たせないと思っていて。けれどそんな日常にあるどこか埋まらない隙間、気持ちを音楽に私たちは助けてもらって。そんな、誰かの隙間や気持ちを埋めるような音楽がしたいと思ってつけたのが「みじんこらっく」です。
みじんこらっくには2つの意味が混ざっています。
みじんこLuck=小さな幸せや喜び
みじんこLack=小さな隙間、欠けたもの
私たちの小さいラック(Luck)ミュージックで、誰かのどこか満たされない、埋まらない欠けた隙間(Lack)を、そっと埋めたいと思ってつけました。名前のつかない感情やざらつきを言葉にして、日常、その隙間をすくいあげたいと思っています。
──影響を受けたアーティストや音楽のルーツを教えてください。
(豆粒)私が初めて買ったCDはSEKAI NO OWARIでした。小学生の時は音楽プレイヤー、CDプレイヤーから毎日聞いていましたね。ライブもよく行っていました。
最初にギターを始めたきっかけは、RADWIMPSの『me me she』を弾きたかったからです。中学生の時に、この曲を友達に教えてもらって、ハマって、もう毎日毎日聴いていました。弾けるようになって、満足してすぐ辞めてしまいました(笑)。しかしその後、YouTubeの“THE FIRST TAKE”で見た、マカロニえんぴつのはっとりさんの動画がきっかけで再熱し、バンドがやりたいと思うようになりました。高校生の時からマカロニえんぴつは好きだったのですが、この動画のはっとりさんの表情や歌い方、歌声に特に魅了されて、この曲歌いたい!と思って、弾き語りを始めました。そこからバンドにどんどんハマっていったように思います。
(塩)私は小学校3年生のときに金管楽器に触れる機会があり、そこからずっと様々な形で音楽を続けています。バンドを始めたきっかけは、高校見学で軽音楽部を見に行ったときにそこで歌っていた先輩がとってもかっこよかったから(笑)。高校1年生から大学2年生まではギターを弾いていましたが、大学サークル内で深刻なドラマー不足に陥ったことをきっかけにドラムを始めることになり、今ではみじんこらっくのドラマーとして日々頑張っています。音楽をずっと続けてきたことに明確な理由はありませんが、小学生のときから大好きなAAA、Nissyの存在は大きいかな、と思います。
(ゆるく)中学生の頃からボカロや歌い手さんがすごく好きで、歌い手のそらるさんをはじめとしてライブに遊びに行ってました。そこから音楽が大好きになって、高校生の頃に軽音楽部でギターを始めました。大学生の頃に初めてヤバイTシャツ屋さんのライブに行って、本当に楽しくて、『私も楽しいライブがしたい!』と軽音サークルでヤバイTシャツ屋さんのコピーバンドをするためにベースを始めました。ベースも始めてみたらすごく楽しくて、ありぼぼちゃんリスペクトです。そこからはライブに行ってコピーをひたすらやっていたように思います。
──曲作りはどのように行っていますか?
(豆粒)曲は私が歌詞とメロディーを作って、弾き語りをしたものを2人に送るだけです。自分自身、曲作り、ギターも未だによく分かっていないです。ただ好きなように歌って、弾いたものを送ると、2人はすごく良い感じに音をつけてくれます!スタジオで合わせるまではどんな風になるか分からないので、初合わせの時はいつも楽しみです!
曲作りは、すべてフィーリングです。言葉が常に溢れていて、それを排出する手段が、歌でしかなく、毎日曲を作っていると思います。どんな歌を作ろうとかで作ることはないです。日常、自分の中にあるそのままの言葉をただ音に乗せています。
(塩)ドラムは豆の弾き語りを何度も聴いて、頭の中でぼんやりとドラムはこんな感じかな?とアイディアを膨らませ、個人練習でそれを形にしています。私はドラムに対する知識も技術もあまりないので、完全にフィーリングで作っています(笑)。3人で合わせたときに、ここはこうキメを入れよう、ここは3人で止まろう、と話し合い、完成していきます。
(ゆるく)ベースは豆ちゃんが送ってくれたコードを元にまずはルートでなんとなく弾いてみます。その後はフィーリングで所々動きをつけています(笑)。なんとなくで作ったあとで、実際にスタジオで合わせて、ドラムとか歌に合わせて弾き方や動き方を変えていくことが多いです。知識は全然ないので、自由にやらせてもらっています!
──今、活動している中で最も大切にしていることはなんですか?
(豆粒)「楽しむこと」です。音楽を楽しいから始めました。それだけは忘れないでいたいと思っています。私の音楽は、誰かにというよりも大前提「自分」のためであって。その楽しいものに、誰かが乗っかって、誰かのものになったり、楽しんでくれたらなおなお、いいなという気持ちです。なので、自分たちが楽しいことをまずは1番大切にしています。
(塩)「気の向くままに進んでみること」です。私はそれで今こうして2人と音楽ができているので!「こうじゃないかな?」と思ったことは口に出してみたり、「やってみたい」と思ったことは行動に移してみたり、そのとき感じたことに蓋をせずなんとなくでも進んでいます。だからずっと楽しいばっかりです!(笑)
(ゆるく)私自身の名前の通りなんですが、「ゆるく頑張りすぎない」ことです。どうしても、ストイックに真面目に!という性格なので、頑張りすぎると「楽しい」よりも必死さだったり迷いだったりいろんな気持ちが浮かんでしまいます。なので、さぼりたいとかそういうわけじゃなくて、心から楽しむためにゆるくいたいと思っています!
──あなたの作品がどのような人に届いてほしい、聴いてほしいなどはありますか?
(豆粒)なんだかつまんない人。特別元気な歌でも、寂しい曲が多いわけじゃないとは思います。どこかくだらない曲だと思います。くだらないなと馬鹿にされていいので、くだらないと笑ってほしいです。
(塩)なんか物足りないなと感じている人に届いてほしいです。私たちの作品で、ついクスッとしてほしい!
(ゆるく)暇だなあと思っている人とか?私は暇な時にぼーっとSNSをみていたときに豆ちゃんの弾き語りを聴いて、私の隙間時間が幸せになったので!
──今後の展望や、理想、目標などを聞かせてください。
(豆粒)今を楽しむがモットーなので、楽しい今を続けることです。あわよくば、それにもっとたくさんの人を巻き込みたいです。「ラックミュージック」という歌があるのですが、“歌おうぜラックミュージック!”という歌詞を、 325人にはせめて言ってほしいです。まずは、自分もメンバーもお客さんもその場にいた人が楽しいと思えるライブをすることが目標です。
(塩)「◯◯っぽくていい」「◯◯のバンドに似てて好き」と言われないようにしたい、、というより、「今回の曲もみじんこらっくっぽいなぁ」って言われるような、そんなオリジナリティ溢れる?自由奔放な?強烈な?音楽をやっていきたいです。
(ゆるく)1人でも多くの誰かの隙間を埋めるような音楽が届けられるように、サブスクにもっと曲を出したりもしたいです。みんなのプレイリストに入り込みたい!
──これから控えているライブやリリースなど注目情報があれば教えてください。
8月には「ドラフトフェス」や「SoundShockTokyo」などの下北沢サーキットに出演予定です。10月19日には初めての仙台でのライブ、「#楽園収穫祭」、同日東京で「旬は巡る。」にも出演予定です。ぜひ来てください!







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