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─ 最後に、集まった3組でやる3月25日の「盃」について聞いていきます。
今回のイベントの発起人として、寺澤さんが結構最初に動いてくれていたと思うんですけど「盃-sakazuki-」ないしはこのスリーマンをやろうってなったきっかけについて教えてください。
大伸「暇だったんだよな!」
寺澤「暇じゃねえよ!めちゃくちゃ全員忙しいだろ。お前膨らますなって!!」
(一同爆笑)
大伸「暇じゃないやつ昼間からビールなんて言わねぇから!」
寺澤「暇だけど確かに。いや、でも元々最初もりしょーと鳥貴族行ったんだよね。 」
(Gentle Gt.もりしょー)「そうだね。」
寺澤「で、その時にツーマンやろうって話をしてて。やりたいねなんて言ってたけど、別に何も進めてなかったというか。まあ、大体このぐらいの時期かなみたいな話をしてたぐらいだったんだけど。そこにスリートーンがサンストにツアーで来てくれて。で、そのときのライブがまずめちゃくちゃ良かったんだよね。良かったし、 スリートーンの暖かさみたいなものが、打ち上げとかでより感じられた部分があって。 俺たちにはライバルみたいなバンドっていうのは、あんまりいなかったのもあったし、さっき大伸が言ってたみたいな、本当にこれちょっと角立つかもしんないんだけど、上手に使ってほしいんですけど、「ここだけは何があっても折れない」みたいなものを持ってる、近い距離にいるバンドと楽しいことがしたいっていうのが、俺は1番。やっぱ寂しかったし、だから...」
(一同笑い)
寺澤「ま、こうやっていじってくれるのも含めて(笑) そうっていうのが1つと。 もう1つは、なんかそのこれも、大伸が前に言っちゃってたんだけど、スリートーン・カットマンズ・ ジェントルで、それぞれ...まあ、すごいおこがましい言い方をすると、救われる人が多分違うんだよね。 俺ら3組がスリーマンをやるからこそ、多くの人に届けられるものがあるっていう風に確信したので。」
大伸「間違いねえ。」
寺澤「そう。これをやろうって決めるとこまで俺はやりました。」
(一同笑い)
─そして決めてからは各バンドの首脳陣が出て進めるという感じになったんですね。
「盃-sakazuki-」というイベント名になりましたが、なぜこのタイトルになったのでしょうか?
大伸「「盃」ってわかります?お酒を飲む。完全にこれもうマジで元ネタ”ワンピース”で。 ”ワンピース”は、ルフィとエースとサボが、子供の頃に「盃を交わすと、兄弟になれるんだぜ!」って、 盃を交わして。子供だから、お水かな。飲んで、義兄弟になったんです。で、それが各々時を経て、今活躍するというエピソードになってるんですけど。なんか、それをすごくイメージして。 で、その”ワンピース”って考えたときも...。 俺”ワンピース”好きだけど、”ワンピース”好きな人ばかりじゃないから、ちょっと説明すると。要はルフィっていう主人公がいて、その義兄弟で、エースっていうのと、サボっていうのがいるんだけど。その3人が、要はキャラ付けが全然違うの。 もう無邪気で、もう超破天荒。突き進む。我が突き進むのみ。みたいな。何かトラブルあったら周りが対処してくださいぐらいのやつと、」
寺澤「それがルフィだよね。」
大伸「そうそう。あと、圧倒的な。もうなんかお兄ちゃん感というか、なんか落ち着いてる人。とにかく落ち着いていて。自分のポテンシャルは実は高いけど、目立ったことはしないみたいな。だから、目立った強さはあまり認知されないというか。みんなは「こいつら超かっこいい。売れてる。」みたいな、そういう目立った動きはしないけど、ちゃんと自分のポテンシャルは持ってるエースっていうのがいて。」
「で、サボっていう、ちょっと頭良くて、頭を使って周りを見て...。例えばこう暴れてる2人をさらに客観視するみたいな。3人のキャラが義兄弟になって、団結するみたいなエピソードがあるんだけど、なんかそれをすごく思い浮かべて。 うちとカットマンとスリートーンって音楽のジャンルもバラバラだし、年齢こそ近い部分あるけれども、お互いの持ってる貫きたいもの・伝えたいものとかも違うだろうし、お客さん層も違うし。けど、音楽を愛する気持ちとか、今後の日本このままじゃやばくね、みたいな危機感というか 持ってる共通意識とかもあったりして。俺たちが今、異種格闘技みたいになるかもしれないけど、そんなのは関係なくて、今こそ俺らが1回盃を交わして、義兄弟になることで、今後の日本のロックシーンを何か変えていけるんじゃないかみたいな、革命を起こしていけるんじゃないか、みたいな意味合いで
「盃-sakazuki-」って つけました。」
(一同拍手)
─それでは今日これだけ長い間、色々話しまして。お互いにとてもリスペクトし合って、高め合ってという感じでライブをやっていくと思うんですけど、最後、代表してタカシマさんに...
(一同笑い)
─ボーカリストとして、こういうイベントにできたらいいなとか、こういうイベントには絶対したいっていう思いがあれば、お願いします。
タカシマ「なるほど...。なんかいいよね、2人は発起人でさぁ...」
大伸「いや、でも気負わなくていいよ。それじゃあみんなで言おうよ。」
大伸「いいんだよ、お前ビジュ担だから。」
タカシマ「いや、でもね、さっき言ってた、せっかくこうジャンルも...近いこそ...なんて言うんだっけ。こういうの。」
(Gentle.Dr.マナム)「近からず遠からず」
タカシマ「そうそう(笑)で、まあ来てくれるお客さんも、多分いろんな音楽好きなお客さんが集まってくれるだろうなっていう風に思うし。そこで、お互いのバンドに興味持ってもらったりとか。」
寺澤「会いにいくの?(黎明イジり)」
タカシマ「会いにいくよ。」
(一同爆笑)
タカシマ「いや、まあでもね、タイトル通り盃だから...」
大伸「俺たちは、プライベートの対バンとかもさ、あんま多くはないじゃん。その共通認識としてお客さんから見て、俺たちの絆とか、俺たち仲いいんだみたいなのってポピュラーではないと思うのね。けど、各々の畑でしっかり先頭に立って活躍しているバンドだと思ってるし、それが今再集結して、1回ドカンと事件起こしてからまたこう出発していくみたいなのも、なんかエモいじゃないですか。またこれ、Vol.1で終わる可能性もあれば、なんか気が向いたらVol.2で再集結する可能性もあるし、みたいな。なんかそういう、本当にそういうイベントにしたいよね。」
寺澤「うんそうだね。」
大伸「一旦集合して、力比べして楽しいことして。で、またお互い頑張ろうみたいな。」
寺澤「それぞれの今年の活動のね、解禁なんかもその日できたらいいですね。」
大伸「まあいい日になるから絶対来てくれよな!!」
─ということで、3月25日に向けて3バンドでやっていきましょう!
今日はありがとうございました!!
全員「ありがとうございました!!」
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