インディーズアーティストを応援する“Eggs番長”アリスムカイデがアーティストを直撃! 4回目のゲストは、「未確認フェスティバル 2017」の準グランプリで、現在アルバム制作中のSome Life。名古屋発の4人組にEggs番長が迫る!
◆Some Life:DAIYA-TAN(Vo.) / you太郎(Gt.) / RYOMA(Ba.) / KaeDe(Dr.)
◆Eggs番長:アリスムカイデ
Photo:横村 彰 / Text:及川 静
アリス:「24/7」でそれぞれ好きな曲は?
DAIYA-TAN:僕は「1997」という曲が好きです。自分たちの生まれ年なので。正確には1997年生まれは僕だけなんですけど。
RYOMA:2人(RYOMAとyou太郎は)は早生まれだから。
DAIYA-TAN:この曲は2人が20歳になった年に作ったんですけど、20歳になるタイミングで活躍する人が増えると思うので、僕らもがんばりたいなという曲で、みんなに届けたいし、自分にも歌っていきたいんです。
KaeDe:俺はライブごとに違うので、音源よりもライブの方が好きなんで、なかでも「Hype」のテンションが高くなるところが好きです。
you太郎:僕、盛らずに自分たちの曲めちゃくちゃ好きなんで、ずっと聴いてるんですよ。だから、1曲というよりアルバムで聴いてほしいです。僕らですって感じがするので。
RYOMA:僕はCDの一番最後に入ってる、ギターのyou太郎くんが歌っているバージョンの「ボーイフレンド(元)」。イントロはまったく原曲と一緒なので、シャッフルで聴いていて、ボーカルインした瞬間にyou太郎の声だとクソって思うんですよ。
アリス:なんで、そのボーナストラックを作ろうと?
RYOMA:レコーディングで遊んでてって感じだよね。一回撮ってみなよって。それでやっぱ面白いな!ってなって、これ入れちゃう?って。
you太郎:歌ってる時、エンジニアの人もメンバーももっと本気で歌って!って言われた。そんなふざけなくていいから、真面目の方が面白いからって言われて、「はい…」って。
アリス:本人は真面目に歌ってたの?
you太郎:めちゃめちゃ真面目に歌ってたんですけど。
アリス:つまりあれですか? 劇的にお歌がヘタクソ…?
RYOMA:お上手ではない! 彼の本気度を聴いてほしいです。
アリス:ライブで聴ける可能性はありますか?
you太郎:え? どうなの? でも、いる? 本編に?
DAIYA-TAN:いらないね。
you太郎:でしょ。俺のワンマンで歌います。
DAIYA-TAN:誕生日とかにね。
アリス:では「24/7」にキャッチコピーを付けるなら?
you太郎:“いままでの人生”?
DAIYA-TAN:まとめるとそうなるかもね。全部新曲のアルバム自体が初めてだったので。
アリス:紹介というか、デビュー盤みたいな感じ?
DAIYA-TAN:そうですね。バンド名を変えて初めて出したアルバムなんで。
KaeDe:だから方向性とかをみんなで話し合ったこともあった。
DAIYA-TAN:それでもまとまらんかったけどね。
KaeDe:それでいろいろ作って、僕らの基準になったアルバムなんですよね。
アリス:名前を変えたんですね?聴いてもいいですか?
DAIYA-TAN:高校生の時に一人メンバーが増えたんですけど、その子が抜けたタイミングで変えたんです。それと前のバンド名、画数が最悪で。
アリス:占い的な意味?
DAIYA-TAN:そうなんです。「Some Life」はめちゃめちゃ画数が良くて。
アリス:アルファベットに画数ってあるんですか?
DAIYA-TAN:あるんです、あるんです。お母さんに前のバンド名は最悪だって言われてたんです。確かに喧嘩したり、抜けたりしましたし。それで名前変えたら「未確認」に通ったんです。
アリス:すごい! んで、キャッチコピーを付けるなら「人生」と。
you太郎:そうですね。さっきも言いましたけど、出した当初は全部新曲は初めてだったので、どうなるんだろうという気持ちが大きかったんですけど、いま振り返るとうわって感じ。
RYOMA:伝わらんと思う。
アリス:すごいニュアンスでしゃべってくる。
you太郎:…いまになって振り返ると思い出になったみたいな。なんだそれ、だめだ俺、感覚で生き過ぎとるわ。
DAIYA-TAN:まあ、でもそうですね。20歳の俺たちが作ったアルバムです。という感じで、自分たちがおじさんになった時にコレ作った時はこういう音楽聴いてたんだろうなって振り返るアルバムだと思います。自分ら目線だと。
アリス:「1997」に“10年前”って言葉が出てきますけど、私が20歳の時に10年前を振り返ることってなかったと思うんですよ。でも、4人はずっと一緒にいるから、出てきたんでしょうね。
DAIYA-TAN:確かに。
アリス:20歳で10年前って言葉が出てくるのがすごい。
DAIYA-TAN:こうやって会うと、けっこう昔の話をするから、”昔”がめちゃめちゃ身近なんですよね。
アリス:なるほどねー。10年間で忘れて欲しい、都合の悪いことってありますか?
RYOMA:思い出せないな。
you太郎:たぶん、もう忘れてますね、全員。
DAIYA-TAN:本当に忘れてる!自分のだけじゃなくて、誰かのも思いつかない。
KaeDe:面白い話はめっちゃあるよ!
アリス:例えば、どんなですか?
KaeDe:出てこないですね。
全員:大笑い
DAIYA-TAN:明後日ぐらいに思いつくんだよな。
アリス:毎回この話するよねってこともないんですか?
KaeDe:毎回、思い出せないよねって話をします。
全員:大笑い
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