ボストンへ向け出発
はろはろ。
この文章を誰が読んでくれているのだろうか。今日からANORAK!のアメリカツアー『COUNTER INTUITIVE 10 YEAR TOUR』という事で肌で感じた事やら何やらを、ここに記録を残して行きたい。
2024年の10月振りに2度目、約1年空いて2度目のアメリカツアーになる。逆にたった1年の期間でアメリカに戻って来れたのは凄い事だ。恵まれている。今回自分達の2nd AlbumのLPをリリースしてくれたJakeがやっているCounter Intuitive Recordsと言うレーベルがめでたい事に10周年。その10周年ツアーに呼んで貰えた形で移動を含めた14日間、7本ライブをする予定だ。非常に光栄。
レーベルが10周年にあたり、コンピレーションアルバムが発売されたのでサブスク等で是非チェックして貰いたい。もちろん私達も「Faded」と言う新曲で参加している。ORIGAMI ANGEL、OSO OSO、MACSEAL等もリリースしてるので知ってる人もいるかも。

ツアーフライヤー
26日、日本時間14:00にメンバー4人、スタッフのえんたつさんで羽田空港に集合。私は当日まで全く荷支度しておらず、そして終わらず30分遅刻。スーツケースは前日に購入したおニューで気分はウキウキだっただけに悔やまれる。申し訳ありませんでした。
合流後、全員で無事にチェックインを済ませ、搭乗直後にたろうちゃん、えんたつさんとつけ麺(大)をすすり、日本での最後の晩餐となった。これが当たりだった。
17:10羽田出発、12時間50分の長旅で現地時間16:00に乗り継ぎ地点、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に到着。さらに1時間半飛び、到着地のボストンへといったルートだ。
機内での話をしておこう。みんな席はバラバラ、ここで非常に重要になるのは席ガチャだ。チェックインの時点で嫌な予感はしていたが私は3列シートの真ん中。最悪だ。後から来た外国人のカップル?がおれを挟み両サイドに着席。おっ、これは。親切心も込みで自分から席を変わるか逆交渉。「シートチェンジOK?アーユーOK?」
断られた。
この席で13時間耐え切る決意が芽生える。いや別に芽生えていない。
美味しくない機内食2食、ドリンクはドクターペッパー、クランベリージュースをチョイス。しっかりおかわりして2杯ずつ。通路側の女性がトイレに行くタイミングでおれもトイレへ。中央席はこのタイミングが好まれる。気を使う。後半、尿意が限界に達して寝てる女性を起こしてトイレへ。ついでに脱糞。非常に申し訳ない。ケツもとっくに限界が来ている。途中は『スーパーマン』の新作を鑑賞。これが凄く良くて感動した。その後は寝て起きてを繰り返し時間を潰した。着陸までの時間も迫っていたので締めに『パラノーマル・アクティビティ』の怖いシーンだけを早送りで鑑賞。目が覚める。
ほぼ定刻でジョン・F・ケネディ国際空港に到着。いやーかなり辛かった。全員無事に税関も通過し入国。前回のUSツアー『ANORAK! World Tour 2024』入国時、オーガナイズしてくれたNothing Feels Real常川さんが別室に連れてかれた事件が頭をよぎり皆ソワソワ。コストコで嗅げるあの匂いが漂いアメリカに来たと実感した。なんだかんだ乗り継ぎ便の遅延もあって現地日付で11月26日、20:00にボストン着。お疲れ様でした。
ボストンのジェネラル・エドワード・ローレンス・ローガン国際空港には既にJakeが迎えに来てくれていた。Jakeと会うのは3回目くらい、皆んなハグをして再会を喜びあう。ここでツアーを回るバンともご対面。デカい。後ろにはツアーの出るバンドの機材、マーチがぎっしり積まれていた。

ツアーバン

コンピレーションアルバムの実物をみせてくれたJake
そのバンに乗って私達はホテルに向かうのであった。Jakeが買ってくれたピザを皆んなでホテルのロビーで食べて今日は1日終了。おやすみなさい。これからどんな2週間が始まるのか楽しみだ。

USファーストピザ
追加
この漫遊記を寄稿するにあたりホテルのロビーでえんたつさんと軽打ち合わせしていたとき、ロビーに水が飲めるサーバーが置いてあった。そこにはICE、HOT、AMBIENTと書いてある。ん?アンビエント?
気になって飲んでみたところ常温だった。なるほど。常温の事をアンビエントと表現するのか。新しい発見だったので、もし日本のラーメン屋で緩いプースーが来たら「うわ、これ結構アンビエントじゃん」って言ってみようとえんたつさんと笑いながら話していた。
執筆:Mikuru Yamamoto
撮影:Mikuru Yamamoto












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