ANORAK! みくるのアメリカツアー漫遊記 7日目｜Eggs｜インディーズバンド音楽配信サイト

ツアー3ヶ所目 in LAKEWOOD

おはブンブン。

東急東横線は綱島駅からやって来たみくんだよ。皆様いかがお過ごしでしょうか。こちらは良い日を過ごせております。WEL（Wonderful Everyday Life）

今日はツアー3ヶ所目にあたるLAKEWOOD公演。会場は宿から車で30分程との事でゆっくりめの11:00起床。朝食はたろうシェフが炒飯を作ってくれたよ。朝から米が食えるだけで調子が良い気がする。ありがとう。12:00に宿を出た。会場のTHE ROXYはボウリング場との事。まただ。（デトロイトの会場もボウリング場と隣接していた）アメリカではライブベニューとボウリング場はセフレみたいな関係なのだろうか。キャパは700人くらいで体育館みたいな広さ。そして搬出後に気づく、フロアの床がまさかのボーリングレーンになっていた（写真撮り忘れた）。そのレーンをぶっ潰してステージを作ったみたいだ。向かっている最中、「皆んなでボーリングしよう」と話していたので床にレーンがあったのを発見したYawners御一行は悲しげな顔をしていた。

会場のTHE ROXY

いつも通りOPENまで時間が空いてるので、ともほ、たろうちゃんと近くのおもちゃ屋に行く事に。徒歩3分、可愛げな看板が現れた。Apple Jax Toys。店内はぬいぐるみ、フィギュア、絵本などが壁一面に展開されておりイメージ通りのTHEアメリカのおもちゃ屋。一気に気分はクリスマスになる。皆が各々のお土産をチョイスし、えんたつさんから頼まれていた息子用のおもちゃを選ぶミッションへ。えんたつさんの息子さんは4歳の男の子。その情報だけを頼りに子供を育てた事のない未婚3人がおどおどしながらおもちゃを物色する。予算は20ドル、日本円で約¥3,000。何が良いんだろう。いろいろ考えた挙句、選ばれたのは馬のぬいぐるみとパチンコ玉の小さいやつを回転させながら穴に落ちないようにゴールさせるやつ。あれなんていうんだ。息子さんが喜んでくれる事を願う。

今日も時間をうまく潰しライブがSTARTした。一番手の酒飲みバンドWalter Mitty、今日でこのツアーに参加するのはラストとの事でしっかり目に焼き付ける。彼らは本当楽しそうに演奏する。

Yawnersのライブも袖から見守りあっという間に自分達の出番へ。デトロイト公演の悪夢がよぎりながらも頼む、音出てくれと願いながらセッティングへ。というか今日は1日中それを願っていた。音が出ればそれで良い。エフェクターをいつも以上に丁寧に並べ、アンプのスイッチをいれた。ブツブツと音がする。「ダメだーーーー」と近くにいたえんたつさんに叫び、念のため自分のエフェクターもチェック。唯一踏みっぱなしで使っていたブースターの電源をOFFにしてみる。音が途切れない。ここで突然の原因判明。こいつだ。各々音を作り終えライブがスタートした。今回もありがたい事にスタート直後より人が明らかに増えていて良い景色が広がっていた。1曲目「中野」、2曲目「浅草」から耳が痛くなる程の大歓声。こちらがお客さんに圧倒される。9曲目の「Ponyboy2」ではモッシュと合唱が起きる。歌えるのすげー。気分はスター、3人のテンションも上がっているのも分かった。フロアのボルテージは最高潮に達しラストの「品川」、いつも通りパンツの中で金玉を揺らしまくりFINISH。途中電源コードが抜けて音が出なくなるトラブルはあったがそんなの気になら無いくらいバンド全体のライブとしては満足いく演奏が出来たのではないかと思う。温かい歓迎に感謝。

ライブの様子

出番を終え、頂いたフードチケットで交換できるデカハンバーガーにかぶりつく。うめぇ。その後はライブを観にフロアへ。皆んなはBay Factionというバンドは知っているだろうか？このツアー全日程一緒に出演してるバンドなのだが、初日にライブを観て一目惚れ。めちゃくちゃカッコいい。今ではすっかりファンになってしまった。Counter Intuitive Recordsからリリースしてるバンドなのだがそのレーベル特有のキャッチーで明るいイメージとは異なり、かなり暗めでUK味のあるインディーロックバンドだ。このツアーでは音楽性的にも黒スーツを身に纏いライブする辺りもかなり異色を放っている。音数が少なくポストロック、ジャズの要素も感じてセンスの塊。好き。