【植松哲平】歌詞を乱暴に仕分けするコラム Junk Robot編

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今回の仕分け対象は「Junk Robot」。

なかなか手強いですよ、今回は。Eggs内のアーティストページのプロフィールには「暗闇の中に希望を。」と一言あるのみ。「インターネットの中に情報を。。」と呟きながら調べましたところ、Airiという女性が2年前に開始したソロプロジェクトとのこと。Junk RobotのWEBサイトにもプロフィールらしいものはなく、代わりにファンやアートワークで関わった方と思しき人たちが描いたJunk Robotのイラストギャラリーがある。あと、ブログの文章がとてもデザインされてる。なんというか、歌詞どころか言葉が、発信するものが、綺麗に仕分けされてる印象。

さて、そんなJunk Robotは1月20日に「カッターナイフとカシオペア」というミニアルバムをリリースしたばかり。なのですが、今回は昨年の1月20日に発売された彼女の1stミニアルバム「青い星」から『幻想』の歌詞に注目。

君がいない夜に 一人見上げた空
いつもと少し違って見えた
願いのない夜に 一人見上げた空
流れる星は涙に見えた
煌めく光が 心洗い流す
いつまでも夜を眺めていたい
夜明け前の星が 僕を置いてゆく
もうすぐ朝が迎えに来る

遠くへ遠くへ遠くへ行きたい
夜を追いかけて 今を追いかけて 今が終わらぬように
遠くへ遠くへ遠くへ行きたい
星を追いかけて 時を追いかけて 明日が来ないところへ

透明な夜に 2人見上げた空
流れる星に願いを乗せた

夢か現実か わからないほど
僕らは今に心奪われた


『幻想』より

夜行性の賛歌だろうか。そんな風にも読めるし、明日への拒絶が大人になることを拒否してるようにも感じる。似てるんよね、夜の万能感と若い頃の無敵感。でも朝になったらやることやらなきゃいけない。やっぱり夜が好き。真意はわからないけど、決して悲観的ではないし、曲で聴くとさらに希望を感じる。「暗闇の中に希望を。」思うツボでした。

ということで「夜の歩き方」コーナーに仕分け。これはもう、10代にオススメ。おい、少年。夜に聴く音楽はいいぞ!

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植松哲平
音痴なのに音楽を、動けないのにサッカーを、スピード怖いのにロードバイクを愛するアフロヘア。MC、ラジオDJ、リポーター、ナレーター、脇役、チョイ役などのお喋り業務のほか、イベント制作やWEB制作なども手掛け、マルチタレントっぽい雰囲気を漂わせながら器用貧乏に生きる痩せ型男性。 2008年より番組DJを務めるFMヨコハマ「YOKOHAMA MUSIC AWARD」では多数のインディーズアーティストを紹介、若手を中心にこれまで500組以上のミュージシャンにインタビューを行なっている。そのほか、FMヨコハマ「Tresen+」、NHK Eテレ「ごちそんぐDJ」、Crimson FM「Rakuten Superrr Radio Festival Edition」に出演中。

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Junk Robot
暗闇の中に希望を。

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