こんにちは。Eggs Curatorsのしゅっしゅ です。
今回は関東を拠点に活動中の(毎度お馴染みのジャンルではありますが)オルタナティブバンドを2組紹介していきたいと思います。
東京を拠点に活動中の文藝天国(ぶんげいてんごく)。
文藝天国はボーカル ハルさん、映像 すみあいかさん、作詞作曲 ko shinonomeさんの3人から成るユニットである。バンド名、曲名、楽曲、などバンドに関わるものどれ1つ取っても、彼女たちは薄いベールに包まれたような、不思議な魅力が漂っていると思った。
彼女たちのことを知ったのはイベントのブッキングの際、Eggsでオルタナティブバンドを探していたことがきっかけだった。変わったバンド名に惹かれ、そして「アイスクリイムは溶けるから。」を聴いてみた。語るように伝える歌詞は、主観的だけど客観的でもあり、落ち着いているようにも聞こえる。だが、それがどこか狂気的にも感じられた。
また、4月下旬に公開されたMV「生活をとめて」が私はとても好きだ。1分9秒という短い楽曲ではあるものの、曲名通り生活が止まる(=楽曲が止まる)瞬間がある。何も知らずに聞くと何か電波状態が悪くなってしまったのかと不安になってしまうのだが、その間があることによって文藝天国の作り出す世界観にグッと引き込まれてしまう。楽曲は勿論だか、MVを通じてより深い魅力を感じることができる。
まだまだこの世に私の知らない19歳のツワモノがいるんだなと恐ろしくも、この先どんな楽曲を作ってどんな世界を魅せてくれるのか楽しみで仕方がない。
埼玉を拠点に活動中のSPOOL(スプール)。
彼女たちの音源を初めて聞いた時、不思議と「懐かしい」と同時に、楽曲毎に色と温度の違う広い海を泳いでいるような気持ちになった。
例えば、私が一番好きな「blooming in the morning」は、初夏の若干ぬるく気持ちよく感じる温度の海、「私は泳ぐ、メロンソーダ」は、秋の昼の暖かい時間は触れられるが、夜になるととてもじゃないけど触れられないほど冷たくなっている、そんな二面性を持った海のように思えた。
そして、あたたかく柔らかそうな歌声を包んでリスナーの耳に入るバンドサウンドは、時に優しく時に触れると簡単に壊れてしまいそうなほど繊細だ。だからこそ、もっと他の楽曲を聴きたいと心を惹きつけられるのかもしれない。
私がSPOOLを知ったきっかけは、上記で紹介している文藝天国のko shinonomeさんが紹介されているプレイリストで見かけたことからだった。好きなジャンルだったこともあり、9割くらいは聴いたことがあったり、知っている音楽だったが、失礼ながらSPOOLは聴いたことがなかった。なので、すぐ聴いてみて、今回文藝天国と一緒に紹介できたらいいなという気持ちが強く芽生えた。
まだまだ知らないことが多く、もっと深く知りたくなったので、これから様々な楽曲をじっくり聞いていきたいと思う。
北の大地よりまたまたいきの良い新人の楽曲(札幌某所「最前線」)が配信リリース
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