Eggs Curators しゅっしゅ コラム vol.28

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こんにちは。Eggs Curatorsのしゅっしゅ です。
今回はSpotifyのシャッフル機能をきっかけに知ったバンドの2組紹介していきたいと思います。


paranoid void

大阪を拠点に活動中のマスロックバンドparanoid void(パラノイドボイド)。
初めて「正しさの行方」を耳にした時、曲の冒頭で一気に心が掴まれ、揺らいだ。久々に格好良いと感じて慌ててスマホの画面を表示してバンド名を確認し、それが彼女たちの音楽だった。そして、同時にこんなに自分の好みの音楽を今まで知らなかったことを少しだけ悔しく思った。
(誰かの音楽を他のバンドに例えるのはあまり好きではないが、)近しいとすればtricotのような音楽性を感じた。変拍子やポリリズムを織り交ぜつつも、クールで格好良いバンドサウンド。その音の中に言葉を置いて、どこかから俯瞰しているような冷静な目があるようで、聞いていると不思議な気持ちになってくる。

また、私は音楽において、バンドサウンドよりもその中にある言葉を重視してしまう傾向にあるため、所謂インストゥルメンタルと呼ばれる音楽が苦手である。だが、彼女たちの音楽は何故か聞いていられるし、もっと聞いてみたいという気持ちが湧いた。 知ったばかりでまだ聞けていない音源があるため、これからゆっくり耳を澄ませてparanoid voidの音楽を体の中に浸透させていきたいと思う。




Turns blue

神奈川を拠点活動中のオルタナティブロックプロジェクトTurns blue。
彼らの楽曲で初めて聞いたのは「夜明けの失踪」だったが、いい意味で私の中に違和感が残った。馴染みのある音楽のように感じられるけど、どこか独特で歌声と歌詞(言葉)の比重がとてもバランス良く保たれていて、聞いていると不思議と心地良くなってくる。だからこそ他の楽曲を聞いてみようと思わせてくれる。

私が耳にした楽曲はどれも「現在(いま)」と「生きること」に向き合っているものが多い気がした。それは大人と呼ばれる年齢になったけど、中身はまだ追いついてなくて、そこで生まれる葛藤や心情を代弁してくれたり、背中を押してくれるような前向きな言葉を綴った歌詞から感じられるのかもしれない。
彼らの楽曲の中で一番最初に聞いてもらいたいのは先ほど紹介した「夜明けの失踪」だが、私は「ポストフェイク」が一番好きだった。人間の中に渦巻くどす黒いものがごっそり形になっているような気がしたから。特に歌詞の「不倫 謝罪 いらん 話ばかりで 笑ってしまうな 午後のワイドショー/それを食って指差して物申す 僕らの生活 笑えてしまうな」という部分があって、2018年にMVがアップされたものではあるが、今でも変わらず頷ける部分も多かった。
個人的にkanataの音楽性と近いものを感じたので、対バンしたら面白そうだなあと思った。



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しゅっしゅ
現を抜かす というイベントをしています。

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paranoid void
paranoid voidは、女性3人によるマスロックバンド。 浮遊感あるギターサウンドと絶え間なく表情を変えるリズムフレーズが特徴。変拍子やポリリズムを織り交ぜたインストゥルメンタルを展開する。

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Turns blue
普遍的なメロディーと希望に溢れた蒼いサウンドを奏でる3人組ユニット"Turns blue"始動。

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