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人は誰だって妄想くらいするものだけれど、それがリアルと区別がつかなくなってしまうほどの末期の妄想厨は、きっと世界の見え方が違う。それはいいとか悪いとか、そんな概念で括られるべきではないのだ。だから僕は妄想をすることを決してやめようとは思わない。ある意味、そうすることで自我を保っているとも言えるのだから。
作詞:水沢糸音・Tajima Yohsuke
作曲:Tajima Yohsuke
灰色の手を広げて ふり回したくなる温度 ヨレヨレTシャツかぶって 飛び出したくなる今度 迫りくるシュガー 甘いホワイトの悪魔 振りまく香りの誘惑 壊れかけてる欲望 天使に届け 覚えているって 負けない心 今でもあるって 逃げないところ 何とかなるって 亀のように 諦めない 舞い落ちる花びらの ひとひら僕に重なって 勇気をひとつくれたんだ 作れたんだ 目に見えるものってだけが 全てじゃないってこと もがき苦しむってことは 悪いだけじゃないってもの 在りし日の 紅い空 美しかった綺麗だった 君も同じ憧れた 忘れてなんかないだろう? 消えてなんかないだろう? 青い地球は 震えもするって 広い海は 時々狂って 熱い大地は 火の粉を噴くって 獅子のように 誇り高い 合わせ鏡の中に 逆さ吊りの笑顔の栄華を 手に触れるものってだけが 形じゃないってこと 既に分かってることが 正しいワケじゃないってもの 在りし日の 雨の朝 相対性理論 ジャネの法則 ピタゴラスの定理 ガウス関数 解体新書 桶狭間の戦い 知識と経験 学問、歴史と文化と民族宗教 全部否定したとしたら最後に何が残るの? 天使に届け 僕たち救って 過ちならば 犯さぬと誓って 毒入りリンゴ 知らぬと思って 蛇のように 狡賢い 騙されたって構わない バカが付くほど正直に もう直に 大切なものってだけが 価値じゃないってこと 罠にかかってることは 恥だけじゃないってもの 無駄に見知ってることも 無意味だけじゃないってもの 在りし日の 昼下り
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