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窓際でカーテンの隙間からそっと覗いた猫の記憶。人間の激情とは、何とも醜くも美しく、純粋でいて穢れ、大いなる矛盾を内包したまま燃え上がるもの。 壁やベッド、絨毯に残ったそれら激しくも儚い情の痕跡は、傍観者にはただの無機質な映像にしか見えない。それでも人間が人間らしく生きるとは、根源的にはまさにこういうことなのかも知れない。
作詞:水沢糸音・Tajima Yohsuke
作曲:Tajima Yohsuke
それは凪の静謐な闇の下 とある猫が覗いたお伽噺 私が私でなくなる前にせめて 早く唇塞がせて あなたを見つめるあらゆる情念が 心に黒い炎を燃やす どこにも誰にも渡せる訳がないと 鉄格子に閂した 灰色の風 弱い雨に打たれながら まだ消えないあなたの鼓動を聞いている 愛すれば愛するほどに孤独になって どうして私たちは分かたれたの? あなたを殺めるというその罪が ふたりだけの永久の絆 微かに温かい体 逡巡して指這わせ 爪立てて抱いた 夜焦がすように 声荒げ 艶羨と独占と懐疑と支配 双手から零れ落ちた 熱い砂を噛むような滴が・・・ 返す返すも猜んだ印とは とある腕に刻んだ傷の数 私が私である前に一つだけ 早く情慾の条件満たして 幸せだったと感じた情景が 心に飛来しては消える 優しさだったと気づいた頃には 全て終わった後始末 雨が上がり天使の梯子に手をかけた まだ未練という名の足枷引いている 握り締めたあなたの分身は どうして力なく引き剥がされたの? 彼方に霞んでく虚心の弓矢 ふたりだけの命の証 忘れ得ぬ温もりと感覚は あの日の理想 遠き物語 夜に泣くふたつの裸体のシルエット 独善の歓喜と愉悦 望みが叶うならばあなた黎明の空に映る筈 面影が・・・ 想い揺れて愛おしさ溢れてるのに またふわりと上からあなたを見つめてる 現実はいつも夢を見るようで どうして真実は再び否定されたの? 最中胸に去来する懐かしさ ふたりだけの秘匿の詞 行き過ぎた不毛な願いは 空転して尚求め 際限なく 寄る辺もなく行き先も失くした掌が 宙を舞う 白んだ運命 覗き見た目の光 傍観者 猫の一夜が・・・
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