歌詞

作詞：Tajima Yohsuke

作曲：Tajima Yohsuke

夜の帳が早々と灯りを滲ませて 大衆酒場の喧騒が　辺り一面覆う 街灯に群がる夏の虫　飛んで火に入る悦の虫 欲求不満の代償は　思わぬ落とし穴 足を踏み入れたなら　もう最後の 二度と戻れないのは　覚悟の上 百八つの煩悩　引っ提げて　ぐるり遊廓を闊歩する 色目流し目　虚勢張りて　掛け合い駆け引きの呼び声よ 快楽の妖怪　七変化　ずらり誘惑が跋扈する 色情色欲の　虚言妄言　背徳隠匿の乱れ髪よ 桃色花びらはらはらと　昏い部屋を埋め尽くす 真っ赤な唇開かせて　湿った風が薫る 満たされないと嘆く者　飽食にも貪る者 果てない官能への執着は　どこまでも限りなく 一度手に入れたなら　もう不可避の しどけなさ愛したのは　諦めの末 ただ三つの本能　ぶら下げて　ふらり人肌をはしごする 色香残り香　邪神たちの　持ちつ持たれつの狂宴よ 衣擦れに　意識は夢芝居　したり顔のまま嚥下する 欲望渇望の　邪念情念　たばかる策士策に溺れよ 　 肌色に恋したら　浮世　泡沫　 まな板の上の鯉（恋）　風前の灯 百年の恋も冷め　我に返る間に 凡庸な人の性は　時空の彼方 黒く深い井戸には　もう自ら 光さえ出られぬは　承知の上 百八つの煩悩　引っ提げて　ぐるり遊廓を闊歩する 色目流し目　虚勢張りて　掛け合い駆け引きの呼び声よ 快楽の妖怪　七変化　ずらり誘惑が跋扈する 色情色欲の　虚言妄言　背徳隠匿の乱れ髪