心力歌(第1章)

Tin Man
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歌詞

作詞:中村春二・小林一郎

作曲:ブリキ男

天高うして日月懸り、地厚うして山河横はる。 日月の精、山河の霊、鍾(あつ)まりてわが心に在り。 高き天と、厚き地 と、人と対して三(みつ)となる。 人無くしてそれなんの天ぞ 。 人無くしてそれなんの地ぞ。 人の心の霊なるや、もつて鬼神を動すべし。 人の心の妙(たへ)なるや、もつて天地に参ずべし。 燦(さん)たるかの月と日と、遥かにわが心を照す。 わが心の凝りて動くや、よく日月を貫くべし。 峨々たる山、漫々たる河、つねにわが心に通ふ。 わが心の遠く翔(かけ)るや、よく山河を包むべし。 ただ六尺の肉身に限らるる、わが心ならず 。 ただ五十年の生涯に、つきぬべきわが心ならず。 見よ、雲に色あり、花に香(か)あり、聞け風に音あり、鳥に声あり。 この中に生を託したる、われ人にこの心あり。 至大至剛はこれ心力、至玄至妙はこれ心霊。 ただこの心あるが故に、われ人は至上至尊なり。 それ眼前の小天地は、離合聚散常ならず。 われとわが身とこころとを、この中にのみ限るものは。 天なる日月の精を見ず、地なる山河の霊を知らず。 その精と霊とを鍾めたる 、わが尊さをわれと悟らず。 眼にさへぎる影を払へ、耳に塞がる塵を去れ。 その影消え、その塵絶え、心はすみて鏡の如く。 湛然(たんぜん)として淵の如くば、かの小天地に限られし。 きのふのわれを外にして、至上至尊のわれあるを知らむ。

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shea

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