歌詞

作詞：ブリキ男

作曲：ブリキ男

昭和から続く、この家は 今じゃ子どもたちも独立 親は介護施設行きとなり 今日から家主不在空き家 古い家を壊すとそこに四、五軒 新しい家が建つ時代 そろそろ世代交代なのは 充分分かっているつもり ただここは俺が育った場所 好むも好まざるも思い出 三世代が繋いだ歴史まで 失うよでなんだか寂しくて なんか負けた気持ちが強くて 理屈だけじゃ割り切れない 親はここへ帰る気満々 でもお互いに本当は悟ってる 認知症になった瞬間から ここには二度と戻れない 住んでないのに持ち主は健在 だから売ることも何も出来ない でも、売らなきゃ、親やの介護施設の お金もろくに賄えない 長生きして欲しい子どもの心 長生きには代償がある現実 折り合いがつくか、探るところ 求めたい答えは、たった一つ 残された俺は悩み苦しみ 施設では親は悠々自適 そんな毎日がゆるゆる続き 何年も続いて行くのがオチ こんな悩みも今の時代には 贅沢ってことも分かってる 他人の家の悩みのうた 愚痴をリズムにただただ乗せっぱなし 堂々巡りのおとぎ話 そろそろ終わろうか、きりがないし