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私たちの言葉はすぐに孤独ではなくなってしまう。孤独であることはそう簡単なことではないからだ。だが、それゆえに私たちはこの言語の世界に対して責任を負う必要がある。言語の世界から逃げ出そうとする孤独な言葉、そこにある「微細」な言葉、その言葉たちが裏で抱える唯一無二の感情に向き合いながら、言語の世界を維持していく必要が、私たちにはあるのではないか。「遺しておくべき意志はあるか?」はまさしくそのような感情に向き合うための実践であった。それが果たして有用であったのか否かはわからない。むしろ、その結果がこれからどういう意味を持つかについては、これからの表現と受容の積み重ねが示してくれるだろう。
作詞:ukiyojingu
作曲:ukiyojingu
私たちは、私たちの扱う言葉に縛られている。 それらは、常に表現の限界を抱えてきた。 その外部に向かうために、これまで無数もの試みを行ってきた。 「孤独」な」言葉たちは、その先に至るためのものだ。 だが、それらも結局は言語の支配を脱却できない。 私たちは「孤独」になれない。 新しい言葉は常に世界から疎外されたが、いつしか言語はそれすらも取り込んで拡大していく。 いつも、孤独は手に入れた先から失われていった。 私は喪失を繰り返しながら、時間を費やしてきた。 その模索を無駄だといわれることも、少なくはなかった。 私はただ、何かを残したかっただけだった。 孤独な言葉たちは、私たちに外部を知らしめることで、言語の世界の輪郭をなぞり続けている。 それらは、統一を失い、全てが複数化するこの時代の中で、楔たり得るだろうか。 外側に至るまで、私はあらゆる物を否定し、 最後には「今ここにいる私」という事実しか残らなかった。 だが、その事実こそ、最後に残る感情こそが、私たちの言語の本質だったはずだ。 だからこそ、言葉は交わされていく。 互いを楔として引き留めながら、そして孤独を求めながら、私たちは進んでいく。 それが、私たちの歴史であり、感情だったはずだ。 それを求めて、私はこれからも何かを作り続けていくだろう。
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