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3月のマンスリープッシュ!豆原百音に取材

3月のマンスリープッシュ!豆原百音に取材

2025/03/19

Eggsスタッフが今月の注目アーティストを選ぶ「Eggsマンスリープッシュ」!

2025年3月のマンスリープッシュアーティスト、豆原百音(マメハラモネ)にオンラインインタビューを行った。豆原百音がお年玉を持って向かった先とは?

奈良県出身、豆原百音。音楽を始めたのは“私も強くなれるかもしれない”と思ったから

ーー音楽を始めた経緯を教えてください。

豆原:両親がウルフルズが好きで、小さい頃からよく一緒にライブに行っていて、音楽っていいなと思いながら過ごしていました。ギターを始めたいと思ったきっかけは、小学6年生の時に見た『ラヴソング』というドラマ(フジテレビ系・2016年放送/主演・福山雅治。ヒロイン・藤原さくら)。さくらちゃんが歌とアコギで自分を磨いて強くなっていく様にすごく感動して。その憧れから私もアコギをやってみたい。音楽をやったら強くなれるかもしれないと思って、お年玉を持って楽器屋さんに駆け込んでアコギを買いました。音楽っていいな、楽しいな、どんどん弾けるようになろうと思いながらアコギを弾いてましたね。

ーー1番最初にアコースティックギターで弾いた曲は何ですか?

豆原:『ラヴソング』に出てくる「500マイル」です。最初はYouTubeでカバーしてる人の手元を見て、この押さえ方は何なんやろうってコードを探しました。必死にメモを取って覚えたんです。

ーー音楽のルーツを教えてください。

豆原:ウルフルズが好きなので、ずっと聴いていました。あとは藤原さくらちゃんとか福山雅治さんとか、あいみょんさん。弾き語りをしている人を中心にのめり込むようになりました。一時期、邦ロックバンドをすごく好きになったこともあって、My Hair is Badとかマカロニえんぴつを聴いて、サーキットとかいろんなライブに行きました。

メロディーに言葉がバシッて当たると嬉しくて曲がどんどん出てくる

ーーどのように曲作り行っていますか?

豆原:曲と歌詞は、ほぼ同時に作っています。パッと思いついた時に歌詞をメモしているんですけど、アコギを弾いてる時にメモの1文をパって思い出すことがあって。そこから自然に発生したものをそのまま歌ってみて、ボイスメモで録音して1回聴いてみるんです。それで、このフレーズよかったな、ここは違うなって絞っていきますね。たぶん、これを歌詞にしたいとか、曲にしたいってどこかで思ってるから、曲を作る時にパって言葉が出てくると思うんです。それがメロディーにバシッと当たった時に、お、できたできた(笑)っていう嬉しい気持ちや達成感で、曲がバンバン書けたりします。

ーー書き留めている言葉にテーマや伝えたいことがこめられているんですか?

豆原:その時々に思ったことを書いているので、結構バラバラですね。誰かのライブを見ていて、私もこういうリズムの曲を作りたいなと思ったら、そういうリズムもメモするし、街を歩いている時や電車に乗っている時に、歌詞にしてみようかなと思ったらメモします。メモに書いた言葉をグループ分けしていて、1つのグループが1曲になることもあるので、それも面白いところやなっていう風に感じてます。

ーーそのインスピレーションは無意識に?

豆原:そうですね。例えば電車に乗って外の景色を見ていると、人が歩いてたりするじゃないですか。あの女の子はどういう人生を送ってきたんやろうとか、そういうのを考えるのがすごい好き。そういうことからいろいろ思いつくものを書き出してます。結構変わってると思うんですけど(笑)。今はiPhoneでメモできるんで、ほんまに毎日毎日1個は絶対書いてるかな。

ーー今活動している中で大切にしていることを教えてください。

豆原:自主企画やバンドとの対バン、ブッキングライブの時でもお客さん1人1人に届くように目を合わせながら歌っています。みんなの表情を気にして歌うようにしていますね。今はいろんな人に届けたいマインドが強いので、“あの人にも届くようにするにはどうしたらいいんだろう?”とかライブ後に考えています。みんなに寄り添う曲を作るのも大事かなって思いながら活動してますね。

シンガーソングライターの強みを活かして意欲的に活動したい

ーー自分の音楽を一言で表すとしたら?

豆原:「直線」ですかね。歌詞も思ったことを正直に書くというか、直接的な表現をしてると思うし。MCでも思ったことは全部その場で伝えるライブをしてるかなと思うので、ストレート。だから「直線」です。

ーー今の目標を教えてください。

豆原:もう活動して3年目になるんですけど、CDはまだ2枚しか出してないんですよ。もっと皆さんに知ってもらえるようにたくさんの曲をリリースして、音楽を届けに行きたいです。あとは、この間、初めて東名阪をツアーで回ったんですけど、この1年はツアーもして皆さんに豆原百音を知ってもらいたいです。シンガーソングライターってギターがあればどこでも練習できるし、自分が空いてればライブも出れるので、動きやすいんやからもっと動いていかないといけないなっていう風に思いますね。

ーー今後の予定を教えてください。

豆原:4月20日の日曜日にLIVE SQUARE 2nd LINEのライブに出演します。私がシンガーソングライターの活動を始める時に背中を押してくれた、大阪の蒔音(シオン)ちゃんが弾き語りの2マンライブに誘ってくださって。​『2nd LINE & 蒔音pre. 「承句」』に出演するんです。すごく自分にとって節目になるライブになるんじゃないかなって思っていて。今から楽しみだし頑張りたいですね。それから同じ日に大阪から新幹線で移動して、下北沢の『MIKKE!! MIKKE!! MIKKE!!』に出ます。初めて下北沢でやるので、東京の皆さまにご挨拶できたらいいな、見つけてもらえたらいいな、なんて思っています。今年はたくさん曲をリリースして、もっと皆さんのプレイリストに入れてもらえるような曲を作っていくのが目標。とにかく豆原百音をもっと広げていけるような1年にしたいなと思ってます。

取材・伊藤亜希/構成&文・橋本恵理子