Eggs×mona records pre『まどか vol.10』に、ながいひゆ、柴田ゆう、望月志保が登場

Eggs×mona records pre『まどか vol.10』に、ながいひゆ、柴田ゆう、望月志保が登場

2025/04/12

mona recordsとEggsが共同で企画するシンガーソングライター限定イベント『まどか vol.10』が、2月26日にmona recordsで行われた。2022年6月より開催され、記念すべき10回目となるこの日の公演に出演したのは、出演順にながいひゆ(Hammer Head Shark)、柴田ゆう(sympathy)、望月志保(宇宙団)。個性際立つ3組によるステージの模様をお届けする。

場内の雰囲気を変えるパフォーマンスでトッパーの役目を見事に果たした!ながいひゆ(Hammer Head Shark)

最初に登場したのはオルタナティブ・ロックバンドHammer Head Sharkのボーカル&ギター、ながいひゆ。アコースティックギターの弾き語りで披露したのは「Dummy Flower」「レイクサイドグッドバイ」など、Hammer Head Sharkのセルフカバーを含むラインナップ。浮遊感のあるサウンドに溶けこむ伸びやかな歌声が、場内を幻想的な空気に包みこんでいく。言葉少なに演奏し歌を届けて行くながい。「そこにいてくれてありがとうございます。来てくれてありがとうございます」と、この日唯一と言えるMCでオーディエンスに感謝の言葉を伝え「海星」を演奏。クライマックスに向かうにつれて、次第に音圧が増していく。ラストは「たからもの」。微笑みながら「ありがとうございました」という言葉を残し、オーディエンスの拍手と歓声を受けながら、ながいはステージを後にした。

setlist

  1. 01. きら
  2. 02. Dummy Flower
  3. 03. レイクサイドグッドバイ
  4. 04. 優憂
  5. 05. 貝殻
  6. 06. 海星
  7. 07. うた
  8. 08. 園
  9. 09. 赤い風船
  10. 10. たからもの

高知発!柴田ゆう(sympathy)は艶のある声で変化自在な歌声を聴かせた

2番手に登場したのは、高知県で結成された4ピースガールズバンド、sympathyのボーカル・ギター柴田ゆう。少し甘さのある愛らしい歌声を聴かせたかと思えば、こぶしや巻き舌などを織り混ぜてくるスキルと、艶のある歌声で観客を自分の世界に誘っていく。めまぐるしく変わる声色が印象的だが、ロングトーンでパワフルに聴かせる声量も武器だ。MCで柴田は「普段は隠している汚い部分を、声を大にして言うことはできなくても、曲にして届けたいなと思って弾き語りをしています」とソロ活動の目的を述べた。その言葉通り、憧れの人になれないジレンマを吐露した「椎名林檎になれない」、劣等感と承認欲求がむき出しとなった「才能」など、内に秘めた葛藤が溢れ出す楽曲を次々に鳴らした。赤裸々でリアルな歌詞がストレートに届く緩急ある歌声でオーディエンスのハンズアップを誘いステージを盛り上げた。

setlist

  1. 01. キス is 物理
  2. 02. 泣いちゃった
  3. 03. 椎名林檎になれない
  4. 04. あたしつよいこ
  5. 05. 浅瀬で抱き合う
  6. 06. 才能
  7. 07. 地平線
  8. 08. SNS
  9. 09. さよなら王子様

トリは東京出身の望月志保(宇宙団)。本人が「予想外だった」というアンコールでも歓声が起こった

トリを務めたのは、東京発5人組ニューウェーブ系ポップバンド宇宙団のボーカル&ギター、もちづき、こと望月志保。冒頭、望月は「はじめましての方は、はじめまして。宇宙団からきました望月志保と申します」と朗らかにご挨拶。「バンドでやらなくなっちゃった曲」という言葉の後に「ランデブー」を、「友達としか思えないと言われて根に持って作った曲」とおどけながら「見せてない」を披露。ユニークな曲紹介でオーディエンスの爆笑を誘う望月。さらに、昭和歌謡やアイドルをルーツとしたリズミカルな楽曲に、フロアから自ずと手拍子が湧き起こる。望月が予想外だったと言うアンコールに選んだ曲は「脱ダイエット宣言」だ。コミカルな楽曲とMCで“満腹”になった場内には、この日1番大きな拍手と歓声が響き渡った。

setlist

  1. 01. フライング春
  2. 02. 花を買う
  3. 03. ランデブー
  4. 04. いつかは
  5. 05. エンドロール
  6. 06. Sunday
  7. 07. 見せてない
  8. 08. ルルル
  9. 09. おばかちゃん
  10. En. 脱ダイエット宣言

春の訪れを感じる暖かな1日となったこの日。ガーランドが張り巡らされ、野外フェスのような非日常を醸し出していたmona recordsで、3組が思い思いに音楽を届けた。来場が叶わなかった方も、配信でご覧になった方も、次回はmona recordsでリアルな『まどか』を楽しんでいただきたいと思う。

写真・佐藤 薫/文・橋本恵理子

アーティスト

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