Eggs Curators しゅっしゅ コラム vol.25

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こんにちは。Eggs Curatorsのしゅっしゅ です。
今回はTwitterをきっかけに知った、オススメしたいバンドを2組紹介していきたいと思います。


とがる

東京都を拠点に活動中のとがる。
彼らを知ったきっかけは、hyuen、Apesのギターとして活動している子がMVの監督をしていたことからだった。

恥ずかしながらそれまでとがるの存在を知らず、「誘波」のMVを初めて見たときに、ああ最近こういう音楽に出会えてなかったなとふと何かを思い出したみたいな気持ちになった。ただ消費されていつの間にか消えていく音楽じゃなくて、他人を救ってくれるものが、此処に見つかったと思った。 一番最後に「19歳の時からぼくは何にも変わってないよ」と歌っているが、曲の世界観は暗く重いものに感じられるのに、そのたった少しの言葉で、今まで見えていた景色が全て綺麗だと錯覚してしまうほどに強 く不思議なものだった。

今回紹介させてもらうにあたり、サブスクリプションで他の楽曲も聞いてみた。どれも言葉で見れば儚く脆いものを抱えているが、深海のような奥深い場所、陽だまりのように優しくて暖かい場所、雪が積もって先の景色が霞んで見える場所。そんな様々な情景を見せてくれつつも、ちゃんと他人の心に、記憶に残る音楽が此処にあるなと思った。 まだライブは見たことがないが、私が好きな音楽だという確信しかないので、是非見に行きたいという気持ちでいっぱいだ。


SAYONARA HATE TOWN

東京都を拠点に活動中のSAYONARA HATE TOWN。
彼らの音源を初めて聞いたのは「四月」のMVを見た時だった。MVの概要欄にも記載があるように、“ちゃんと悲しかったってことを忘れないための歌”で、このバンドは暖かくて優しいという印象だった。しかし、その後公開されたMV「Blindness」でイメージがいい意味で一変した。心の陰りを表に見せてくれる自分と目の前にいる誰かの弱さがそこにあるように感じた。そして、その誰かに問いかけつつも自分を諭すようでもあった。

私は初めてバンド名を見かけた時は、「SAYONARA」と「HATE」という言葉の並びで、どちらかといえば「Blindness」のようないい意味で暗さを多く含んでいると思っていた。だから他の曲を聴けば聴くほどリスナーに様々な表情を見せてくれる面白いバンドだとより興味を抱いた。もし楽曲を聞いてみようと思ってくれた人がいれば、此処に掲載されているものだけではなく、他の楽曲も合わせて聞いてもらえたら嬉しい。



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しゅっしゅ
現を抜かす というイベントをしています。

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とがる
Modern Grunge / Desktop Hardcore

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SAYONARA HATE TOWN
2019年5月から活動開始。「自分の為の音楽を」を信条に内向的な精神を音楽にのせて一方的に投げつける男女混成4ピースオルタナティブロックバンド。 ボーカロイド楽曲をはじめとするインターネット音楽と内向的なマインドの強いオルタナティブロックをバックボーンに、 ポスト、マス、エモを踏襲した緻密な曲の上に切なくも力強いメロディを乗せた楽曲を構築している。 東京都吉祥寺を中心に活動中。

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