Eggsが関西でやるならこいつらやろ!レコメンライブ大阪編レポート

Eggsが関西でやるならこいつらやろ!レコメンライブ大阪編レポート

2026/05/16

2026年3月29日(日)、Eggs主催のライブイベント『Eggsレコメンライブ+ 10th Anniversary tour~大阪編~』がLIVE SQUARE 2nd LINEにて開催された。 

Eggsは10周年を記念して、札幌、福岡、名古屋、大阪の全国4都市を巡るツアーを開催。今回の大阪編がツアーファイナルとなる。 

Lala(京都)、cupid tem(大阪)、月と徒花(兵庫)の長年連れ添った関西発の3組と、群馬のThe Gentle Flower.、初関西となるIwankofの計5組が出演。お客さんとEggsに向けて、真摯で大きな愛情が伝わり、ファイナルに相応しい1日になった様子をレポートする。 

ウルトラシンガーソングライター、Iwankof(イワンコフ)、関西初観測

「大阪踊らせに来たぜー!」と大阪に初着陸したIwankof。着陸という表現を用いたのは、その楽曲から滲み出るSF感や流星群が見える星間飛行感、そして新人類感があったからで、大きなクレーターをセカラン(LIVE SQUARE 2nd LINE)に残した。解放的・情熱的なギターロックもあれば、ミラーボールの似合うアンセミックな曲、アーバンなダンスナンバー、巧みなHIP HOPも見せていて、一体どこの星から来たのか分からない幅広さ。しかもその多彩さをどれも厚みのあるサウンドと高い熱量で届けており、フロアをブチ上げるステージングのパワーがある。 

MCは短く「名前より俺が魂込めて書いた曲だけでも覚えて帰ってください!」と「ビリーバーズハイ」から始まった後半はヒーロー性もさらに上がった。彼はM78星雲から来たのかもしれない。最後の「君からの脱獄」はフロアと互いに再会を願うハッピーな空気感。「Eggs本当に愛してます!」と叫んで、Iwankofは飛び立った。 

setlist

  1. 01. where??? 
  2. 02. ラストパレード 
  3. 03. うんめい 
  4. 04. ぐちゃぐちゃ 
  5. 05. ビリーバーズハイ 
  6. 06. only here:) 
  7. 07. 君からの脱獄 

The Gentle Flower.(ザジェントルフラワー)、未来は大丈夫!

確認すると初見の多いフロアだった。ただ「愛は一方通行じゃない!絶対に君と心を通じ合わせてみせる!」と金子大伸(Vo. / Gt.)が言った通り、森下祥伍(Gt.)と尾崎匠(Ba.)もアグレッシブにステージ最前に出ていき、全力のエモーショナルでフロアの手を引き上げた。もちろん熱量だけでなく、そのエモーショナルにグラデーションや様々な色彩をつけているサウンドメイクとパフォーマンスもさすが。マナム(Dr.)が叩くたびに世界観が広がっていく。 

「初めましてでも音楽を愛する者同士、君の隣にいたいと思う!出会ってくれてありがとう!」とMCもとても真っ直ぐで自信を持っている。それを目を見て言うのが似合う彼らから未来に進む確かな力をもらったから、その後の「蛹」「スペースダイバーを腕を振りながら見るフロアの目も希望に溢れていた。春から新年度・新生活。それでもきっと各々の場所でも輝けるんだ、僕らは。 

setlist

  1. 01. 有名になったら 
  2. 02. サイダー 
  3. 03. euphoria 
  4. 04. 蛹 
  5. 05. スペースダイバー 

cupid tem(キューピッド テム)、ライブハウスの気温が例年に比べて高くなりそうです

「ロリポップ」は、このバンドが最近高くなった気温を持ってきたのね、と納得するようなサマーポップ感もありながら、次第にノリだけで会場のテンションをアゲてる訳じゃないと分かる骨太なロックンロールの部分と中毒性のある構成。るなぴ(Dr.)とJr.(Sup Gt.)とコーラスも巧みに使って休む隙を与えないサウンドで、人間の空いている穴という穴に、甘くて熱い彼女たちの音楽を詰め込んできていた。それがライブが進むにつれて他の曲でも分かってくるたびに、可愛いだけじゃないハードな3人と分かる25分に。初披露の「BARIBARI」もロック色が強いし、吐息もラップも効果的な新曲だった。 

ただ勢いのいい焼き鳥(Ba. / Vo.)とるなぴのMCはやっぱり楽しい。Eggsとはズブズブらしいし、この日のトークテーマ“気温”だけで1時間は保つ。結局「後悔しないように生きよう」という焼き鳥がボソッと言った言葉に尽きるかもしれない。 

setlist

  1. 01. ロリポップ 
  2. 02. say nothing 
  3. 03. gotcha! 
  4. 04. BARIBARI 
  5. 05. きるみーべいびー 

月と徒花(ツキトアダハナ)、これがEggs周年ツアー最終解禁バンドの意地

でぐち(Dr.)の痛快なドラムソロから始まり、そのままクラップを誘う爽やかな序盤のナンバーも、アコースティックギターに持ち替えて生活感の感じる両片思い、SNSで話題になっているバラード熱りからも嘘のない人間性が伝わってくる。そこにはポップバンドに振り切った覚悟と全員を楽しませる優しさ、そしてSNSでは分からない聴いてくれる人の幸せを本気で願って歌う冨岡竜之介(Gt. / Vo.)の迫力のある表情や仕草があり、ライブの良さを改めて確認させた。 

加えて今日ならではの「ずっと助けてもらったEggsに頼ってもらったことに、勝手にめちゃくちゃ燃えています!」という愛が加わる。そこからのアルタイルを聴いた時、大事にしているもののために際限ない力を出せるカッコよさを感じた。最後はフルヘッヘンドのより一層弾むメロディで全員で1つに。このバンドは君を全力で肯定し、待ち合わせ場所になるバンド。 

setlist

  1. 01. ビコーズ・オブ・ユー!! 
  2. 02. Blue 
  3. 03. 両片思い 
  4. 04, 熱り 
  5. 05. アルタイル 
  6. 06. フルヘッヘンド 

余ったエネルギーは全部Lala(ララ)が食べた!

強がる姿を隠すようにエネルギッシュに、でも泣きじゃくった夜の悲しみもそのままに、恋する女の子の忙しい感情を力強く届ける。そんな持ち味をこの日も発揮したLala。様々な表情や感情の曲には、誰もが過ごしてきたノンフィクションのドラマに訴えかけるものがあって、目当て関係なく、何度かあった「オイ!オイ!」という掛け声と合わせて、心の声を引き出し、その強いエネルギーとLalaのエネルギーのぶつかり合いみたいなライブになっていた。 

本編が終わると、そのまま自ら願ってステージに残り、ayaho(Gt. / Vo.)はEggsに感謝と記念すべき日に呼んでもらえた嬉しさを伝える。そして「これからもEggsと今日の出演者とあなたと共に大きくなります!」と伝え、「夜明けまで」を演奏。これからも夢追うミュージシャンが暗闇を彷徨う時の光にEggsがなってほしいし、自分達もなる!というLalaというロックバンドとしてのメッセージを感じた。 

setlist

  1. 01. Jealousy 
  2. 02. 死にものぐるいで恋をしていた 
  3. 03. 泣いてばっかだったな 
  4. 04. 本当に無駄な恋 
  5. 05. ほろ酔い 
  6. En. 夜明けまで 

Eggsは2026年3月15日(日)にO-EASTでの大きな周年イベントも行ったが、「俺らにも祝わせてや!」と言わんばかりの負けないエネルギーでツアーファイナルを彩った。全国からもらったパスを大阪の高架下のライブハウスからしっかり未来を繋いで、Eggs10周年ツアー、これにて完!  


執筆・取材:遊津場
撮影:瀬戸島 愛 

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