9年ぶりのシンガポール公演に向け、mouse on the keys一行、日本を後に。
2025年11月1日(土) 午前7:52 成田空港

シンガポール行きのフライトの搭乗を待つ。早朝にもかかわらず、空港はインバウンドの人々でごった返していた。空港近くのホテルで前泊し、朝5:50に出てきたが、朝飯を食べようにもフードコートやレストランはどこも開いていない。搭乗時間から3時間前にチェックインしたものの、例年以上の混雑で、あっという間に搭乗時刻が迫る。少し離れたファーストフード店に向かったが、長蛇の列を見て断念。結局、朝食は抜きで機内へ乗り込んだ。
午後3:30 (シンガポール時間) SINチャンギ空港 到着
シンガポール公演は、実に9年ぶりだ。
2025年5月に8年ぶりとなるUK・EUツアーを行った時も、正直「我々は忘れられているのではないか」と心配していた。しかし、来場者からは待望していたという熱気をひしひしと感じた。


そして今回。シンガポールの空港に到着すると、3人組のファンに声をかけられ、サインを求められた。9年経っても、待っていてくれた人たちがここにもいた。
今回我々が出演する『Baybeats 2025』は、シンガポールで最も重要なオルタナティブ・ミュージック・フェスティバルだ。2002年から続く歴史あるイベントで、会場のEsplanade(エスプラネード)が主催している。
シンガポールや東南アジアのインディーズシーンを強力にサポートしており、これだけの規模でありながら入場無料という点も特筆すべきことだ。
午後4:30 ホテル
空港からホテルへ向かい、チェックイン。ホテル内のレストランで少し早めの夕食をとる。数日前に誕生日だったメンバーの白枝匠充(Pf.)くんのお祝いと、無事シンガポールに到着したことを祝して、ビールで乾杯。ビールとビリヤニで空腹を満たし、各自の部屋でしばしの休息をとった。

午後9:00 夜の街へ
音響エンジニアの鈴木くんと合流し、ホテル近くのオープンスペースの居酒屋へ入る。タイ・シンハービールの年配の営業者に「ゴリ押し」でビールを勧められるも、ほどほどの分量で丁寧にお断りする。鈴木くんが晩御飯がまだということで、焼きそばと麻婆豆腐をオーダーし、シンハービールで流し込む。シンガポールテイストの中華もなかなかうまい。

午後11:30 Esplanade
『baybeats 2025』フェスティバルの会場であるEsplanadeにて、イベント出演者や関係者向けのパーティーに参加。


そこには、中国ツアーでお世話になっているNew Noise主宰のJef Vreysや、マレーシアのイベンターのマックの顔もあった。国境を超えて繋がった仲間たちとの久々の再会を喜ぶ。
再会で得たエネルギーを胸に、明日の本番に備えて床に就いた。

執筆:川﨑昭(Dr. / Leader)
撮影:新留大介(Key.)、白枝匠充、川﨑昭
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