04.23 CONNECT 歌舞伎町 MUSIC FESTIVAL 2017「YOOKs」

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4月23日(日)に開催された「CONNECT 歌舞伎町 MUSIC FESTIVAL 2017」。新宿SAMURAIのトップバッターとして登場したYOOKsのステージをレポート!


Text:植竹倖聖(東放学園音響専門学校)
Photo:知衿(東京ビジュアルアーツ)


2016年6月にオープンしたライブハウス「新宿SAMURAI」。ライブはもちろん劇団公演など、従来のライブハウス像に捕らわれない“新時代のハコ”として、現在注目を集めている。そんなフレッシュな場所のトップバッターに登場したのが、京都発のニュータウンポップバンドYOOKs。SAMURAIに負けないスタイリッシュな雰囲気で登場し「どうも。京都のニュータウンポップYOOKsです。よろしくおねがいします」と挨拶をしてから、ライブをスタート。

1曲目の『Sunday Tripper』は、まどろむような緩いリズムで始まり、徐々にポップなギターリフと、キーボードの軽快なメロディが合わさっていく。まさに素敵な日曜日の始まりを告げる、そんな曲だった。続けて、気持ちよくビートを刻むドラム音で始まった2曲目。段々と彼らの世界へ入り込んでいくかのように観客が体を揺らしはじめ、次第に会場はYOOKsとオーディエンスだけの空間になっていった。

そして3曲目の『hanashi』。ギターのカッティングから始まり、抜けるようなキーボードの音色が重なる。福家(Vo/Gt)が、“寝て起きて 忘れるような そんなくだらない話でいい” “二人だけ 笑えるような そんなくだらない話でいい”と歌う。何気ない日常を切り取ったかのようで、切なくも暖かさを感じる曲だった。しかし、感傷的になるのではなく、あくまでもリズミカルなメロディに乗せて歌うところが、YOOKsというバンドの魅力なのだろう。

続いて4曲目「leaving summer」。夏を感じさせる陽気さと、おそらくこれが“YOOKsっぽさ”になるのかもしれない跳ねるようなメロディで、集まった観客たちの心をさらに高ぶらせていった。その後「素敵な日曜日になりましたでしょうか?」と問いかけて温かい雰囲気を作ってから、最後の曲へ。サビでは大きな手拍子が起こり、会場が一体に。オーディエンスのボルテージが最高潮に上がったまま、YOOKsはこの日のステージを締めくくった。

曲が終わる度に必ず「ありがとう」という彼らの姿から、ライブを大切にしていることが伝わった。演奏技術も高く、確実に一つひとつの音を観客へ届けていたように思う。なぜか踊りたくなる、なぜか口ずさみたくなる、そんな楽曲が多く、彼らを見ている時間はあっという間に過ぎていってしまった。オシャレなひと時を過ごした。またいつかどこかで必ず会いたいバンドだ。

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profile

YOOKs
京都発 ニュータウンポップ。

福家佑輔(Vo./Gt.)、清水佑(Ba.)、柗井規広(Dr.)、古谷耕之輔(Key.)

2015年3月大学の同級生により前身バンド「雨の降る街」を結成。フォークロックやインディーポップ、ポストロックやシティポップなど様々な音楽から影響を受けた「ニュータウンポップ」を掲げ、京都を中心に活動中。

2017年3/12(SUN)に1st mini album”Newtownage”をリリースし、それに伴い初の自主企画『Newtownage』を京都TRUSTにて行い、チケットをソールドさせる。

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