ANORAK! みくるのアメリカツアー漫遊記 12日目「ボストンへの帰還、感動のフィナーレ」

ANORAK! みくるのアメリカツアー漫遊記 12日目「ボストンへの帰還、感動のフィナーレ」

2025/12/24

ボストンへの帰還、感動のフィナーレ

チャイチャイ。 

今日はツアーファイナルで到着の地Bostonに帰ってきた。本当にあっという間だ。あと1ヶ月は続いてほしい。そんな寂しさもありながらホテルを出発。会場に向けて走り出した。道中、朝のルーティンと化していたダンキンドーナツでのコーヒータイム。死ぬほど甘めえコーヒーを飲めるのもこれで最後か。そして眠気覚ましの如く流されるテーマソング、「lento」。 

11:45。ちょっと遅れてベニューに到着。既に看板にはツアータイトルが提示されておりテンションが上がる。気持ちはサッカー選手の入場シーン。やったるぞという気持ちで足を踏み入れた。 

会場のParadise Rock Club 

 

会場内は電飾で飾り付けされており、海外のライブ映像でよく見るあれ。完全に泣かせに来ている。キャパは500人程で、行った事ある人は分かるかもだけど渋谷のduo(duo MUSIC EXCHANGE)と非常に形が似ている。てかduoやん。 

大急ぎで物販、機材の搬入をして楽屋で落ち着く。ちなみにアメリカでは楽屋の事をGreen Room(グリーンルーム)と言う。こっちに来て楽屋という言葉は一切使っていない。日本に帰ってもグリーンルームと言ってマウント取っていこうと思う。ライブハウスの事はもちろんベニューと言っていく。 

その楽屋、いやグリーンルームで時間を潰しているとMacsealのRyanが「これからラーメンを食べに行くけど一緒に行かないか?」と声を掛けてくれた。そりゃあ行くに決まっている。「Yes!! let's go!」と返しANORAK!メンバーを召集してMacsealの皆んなと一緒に向かった。 

歩きながらRyanにどんなラーメン屋なのか話を聞いていると、北海道ラーメンのお店との事。そしてお店の名前はサントウカ。んっ、なんか知ってるぞ。そう日本にもあるチェーン店、山頭火だ。ここに来て日本のラーメン屋。帰国まであと少しなだけに、我慢して最寄りで久しぶりの家系ラーメンを食べ、ぶっ飛ぶ計画はあったので少し複雑な気持ちではあったがアメリカの山頭火の味は流石に気になりすぎる。徒歩20分。まあまあ遠いなぁと思いつつ大通り沿いに見たことある看板が現れた。店内に入ると「イラッシャイマセ〜」の掛け声。別に日本に帰りたくなかったおれは一気に現実に戻された気がしてゾクっとした。満席だったため、少しだけ待ってテーブルに着席。メニュー表が1人1個手渡された。ここでもちなみにを発動させて貰うと、アメリカの飲食店はだいたいメニュー表は1人1個手渡される。これ、自分のペースで選べるからめちゃくちゃありがたいポイントだ。 

山頭火の話に戻ろう。メニューには日本語も記載されており、そんな日本と変わらなそう。ただ、メインで推しているのがラーメン、餃子、から揚げ4つのセット。かなりのボリュームだ。流石アメリカ。MacsealのRyan以外のメンバーはこのセットを注文していた。私達はラーメン単品をそれぞれ注文。おれはハズレなさそうな豚骨醤油をチョイスした。待っている間は日本食の話などをして良い時間が流れた。やっぱり納豆は苦手みたい。そして10分後に着丼。見た目は完全に日本で食べるラーメンだ。まずはプースーをひと口。知ってる味だ。次に麺を啜る。知ってる味だ。思わず白米を追加注文。横浜育ち家系王道セットが完了した。硬ってえ米を期待していたがベチョベチョだったのが残念。まるでもち米のよう。量はアメリカンサイズを期待していたがかなり日本人向けの普通サイズ。アメリカ人には確かにセットじゃないと足りない気がした。Macsealの皆んなは箸を器用に使いこなし食べていた。 

豚骨醤油ラーメン 

 

お会計はなんとMacsealの皆んながご馳走してくれた。 

この最後の日に日本から来た自分達の事を思ってご飯に誘ってくれたんだなと思う。本当に良い人達だ。店を出る時は「アザマシタ〜」の掛け声が鳴り響いた。 

 

ベニューに戻ったら既に1番手Yawnersのライブが始まっていた。彼女達のライブはジャンルは違えどTHE BLUE HEARTSとか青春パンクを見ている気持ちになる。 

Elenaの力強い歌にシンプルな構成のリズム帯。凄くグッと来るものがある。ベストなライブをしていて自分達も気合いが入った。2番手の私達。転換でYawnersメンバーとハグを交わし健闘を讃え合う。もう泣きそうだ。いつも以上に丁寧にセッティングをし最後のステージが始まった。 

普段あまりフロアを見ないおれだが、顔を上げ、この見えてる景色を目に焼き付けた。正直ライブの記憶は余り無い。ガムシャラにやった。途中トモホの機材に電源が入らなくなるトラブルはあったものの、何事も無かったかの様に別の曲に切り替える好判断でやり切った。基本、ライブ中の記憶がない場合は飲みすぎか疲れすぎかゾーンに入って良い演奏をしているとき。きっと良い演奏が出来たのだと思う。 

そうであって欲しい。 

沢山の歓声を受けライブを終えることが出来た。 

ライブの様子 

 

グリーンルームに戻ると出演バンドの名前が描かれたクッキーが置いてあり、出演者なら投げ銭価格で彫れるタトゥーブースも設置されていた。完全にアメリカンパーティースタイル。あとは後悔しないくらい楽しむだけだ。 

酒と煙を胃に流し込みながら全箇所共に共演したSports.、Bay FactionMacsealのライブも次はフロアから目に焼き付ける。電飾の効果もあり美しい光景が広がっていた。 

Macsealは2階から 

 

そして大トリPrince Daddy & the Hyenaのライブが始まった。 

おれはフロアのど真ん中へ。お客さんと一緒にモッシュピットで飛び跳ねた。 

ふと、周りを見渡すとYawnersの皆んな、Bay Factionの3人、出番を終えたばかりのMacsealメンバーが同じくフロアの真ん中にいた。皆んなで肩を組み一緒に飛び跳ねる。 

そのとき横に居たYawnersのElenaが唇を歪ませ涙を堪えていた。この光景がツアーでの1番ハイライトとなった。映画のラストシーンの様な美しい光景がそこには現実に起きていた。これからの人生、一生忘れられない光景だと思う。 

その後はやりたい放題。2階でゆっくり見ていた皆んなを手招きでフロアに誘き寄せ、モッシュピットの渦の中に歓迎する。そして出演者達のクラウドサーフ祭りが始まった。 

おれもYawnersのDaniに強制的に担ぎ上げられピーポー達の頭上へ。もうちょいで演奏される好きな曲で飛びたかったおれはこの曲かーーーい!と思いながら転がる。 

感動のフィナーレでPrince Daddy & the Hyenaのライブが終わった。終演後は皆んなと健闘を讃え合い、写真を撮ったりマーチを貰ったりとファイナルならではの時間が流れた。 

集合写真 

 

片付けを終え、皆んなでBarへ移動する事に。ツアー初の打ち上げだ。アメリカは日本と違い打ち上げの文化が無いので珍しい。そりゃファイナルだからねえ。Jakeの音頭と共にショットで乾杯。こんな日がずっと続けば良いなあと思う。 

執筆:Mikuru Yamamoto
撮影:Mikuru Yamamoto 

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Eggsスタッフキュレーター

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