文・写真:76.1MHz FMはつかいち インディーズ・アロー番組プロデューサー/MC 篠原良一郎
Arakezuriが言う「メンバー各々が何も打ち合わせもなく自然と体が動いてしまい、気がついたらファン一人一人に直接問いかけるように、会話するように、抱き合うように目と鼻の先で思いを伝えようとしていた」と。
彼らの派手なパフォーマンスはオーディエンスの波をかき分けていき、新たな波をフロアに起こし続けていた。その波は最初から最後までなぐことはなく、大きなうねりとなってファンの心と体に最高の瞬間を刻む。
東京だからとか、フロアライブという性質上とか、そういうことではない。
最高の状況を生み出せるバンドが集い、その意思を拡張するファンがいて、サポートできるライブハウスがあって、目の前に一夜限りの凄いことが起こせる。
ライブ後、Arakezuriと語彙力がなくなるほど興奮状態で語り合ったのが「凄い事を、凄い人がやってのけて凄い事が起きてる」ということ。
でも結局はこの表現がしっくりくるほど、距離があれほど近くて誰も不快な思いをせず、ただただ盛り上がりまくれるというのは、そこにこれ以上ない本物のライブが展開されていたからで、フロアを盛り上げた今回出演の全バンドは、もっともっと一定以上の高い評価が与えられるべき存在だと強く思う。
この単純で、そう簡単に誰もが見せれない迫力を彼らが見せつけられたのは、彼らそれぞれのベクトルでミュージシャンとしてはもちろん、人間的にも自立し魅力的だからこそ、ファンとバンドとのパーソナルエリアをあっという間に超えて交われた接近戦の要であって、「愛されたい」という心の持ちようが同じとか、「背中を押すほど偉そうなことはできないけど、一緒に一歩踏み出せたら」と控えめに語る、弱さを共有できる目線、理屈じゃなく分かり合える仲間としての共感力あってのことなわけで、音楽をやる上での技術的な側面以上にグルーブを生み出すのは感情面の強さが必要なこと、またそれをいかに強く揺さぶれるかにかかっている事を教えてくれた気がした。
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