Eggs Curators 先取り邦ロック紹介の遊津場 コラム vol.10

みなさん10度目まして。
……え、もうコラム10回目!?遊津場です。

もうね、みなさんお疲れでしょ。
とりあえず音楽聴きましょ。

1組目はanewhite！

その優しい歌声と美しい旋律は純白な白のようかと思いきや、不安定で掴めない心の素顔そのものだったり、刺があったり、力強く手を引っ張っていってくれるものだったり…と、自身の体に入り込んだときに様々な色を織りなす化学反応的なロックサウンドだ。
ROJACKも優勝し、まさにこれからの期待を背負う関東の若手バンドの1組として名高い彼ら。これからもどんなカラートラップを仕掛けていくか見ものです！

2組目はプッシュプルポット！

石川県金沢より。熱量の高いライブバンドらしいサウンドというとありきたりかもしれませんが、なんというか物凄く惨めな側面、「甘え」だったりする側面も、捨て身タックルで伝えてくれる。他のバンドだったら「それはそれで」と捨ててしまう感情にも個性を与えてくれるバンドで、これからいろんなぶつかり稽古を重ね、倍々前に進みそうな予感がしている。
石川県は有名な力士もいっぱいいるし、バンド界の横綱目指して頑張ってほしい。

今、僕ら音楽好きはとっても不幸だと思います。
でもそんな不幸にさえ音楽は向き合ってくれることを実感してます。
音楽がなくなったら不幸を不幸とさえ感じなくなるかも。
大切にしたいですね。

それでは、この辺で。